穴が開くほど見つめられたら 第13話
火花を散らしそうなほどの目力を持つ男子高校生が、片思い相手の薄ぼんやりしたクラスメートの姿を盗み見たい、と苦労する話。
本人がぽやぽやした性格とはいえ、彼女は人気者で衆目の的、彼ほどの眼力で凝視すればすぐにバレてしまう。
彼女をひと目見たいがために、彼は手段を選ばないことにした。
席替えでは隣の席ではなく、鏡や窓に反射する彼女の姿が見える席を確保する。
彼女が写り込んだ写真を撮るために、クラスで記念写真を沢山撮る。
頑張れ青年、普通に話しかけるだけで、お前の恋心は自然と叶うぞ。
今のところ青年の、自分の目力へのコンプレックスが強すぎるため叶う可能性はない。
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