4月15日

 お前を殺してやろう。お前を丁寧に殺してやろう。ちゃんと手段は選んでやろう。ちゃんとお前にふさわしいものを。


 その締めは知っていた。けれどそれに至るまでのほとんどを知らなかった。だからそれらすべてを知って、その締めが全てだったことを知った。

 同じであると言えてしまう人は同じではない、確かにそれは正しい。そしてそれが全てだった。


 包丁がいいと言った。包丁がなんとなく理想な気がした。

 そうして覚悟が少し強くなって、多分明日は用意するだろう。実行するかどうかはともかくとして。


 ああ、また忘れてしまった。けれど今回は仕方ないだろう。書けない場面で思いついたことを覚えてられる頭をしていたら毎回すぐに書かなくて忘れたと後悔することはない。

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