4月16日

 わろうてやろう。わろうてやろう。お前がどんなことをやってもわろうてやろう。私はそのために今ここにいる。私の役目はそれだけだ。多分生きてはいない。ただお前を笑いに来た。


 図らずも一昨日が昨日になった。それに気付いたのは今日だった。一昨日は関係がなかったのに。けれどそれをつなげるのが私だ。


 結局は世界をどう認識するかでしかない。彼はそう認識した。私は近いけれど例外が多かった。ではあなたは? あなたのことを私は知らない。あなたの世界認識のことなんて特に、あなたが話さなければ私には知りようがない。私ならそれでいいと言うだろう。けれどあなたはそうではないように見える。それは私の思い込みかもしれないけれど。


 私は成立していないものが好きだけれど、世の中はそうではないのだろう。

 成立していないものと言葉にして気付いたが想定していたもの以外にも数個そういうものがあった。

 例えば私は当て馬が好きだ。それが勝ったら嬉しいが多分何か違うという感覚はあるだろう。それはないものなのだ。ない方が落ち着く。ない方が安心する。

 ないものをあるものにするのは多分私がやるだろう。私がやることすらダメな時もあるけれど。


 多分お題があれば書けるのだろう。定期的な更新というものが苦手だろうと思いながら生きている。私の中で新しいものを生み出すにはそれ相応のきっかけが必要だろう。それがお題かもしれないしインプットかもしれない。


 細い蜘蛛。大きい蜘蛛。


 どこか壊れてしまえばもっと楽になるだろうに。それはどこでもいい。

 まあすでにどこか壊れていても私には判断できないのだが。そう、私の健康というものはそのくらいのものだ。


 死にたくなってからでは死ねない。それは知っている。

 死にたいと思っているときにそれを用意するだけの体力、気力があるものか。死にたい原因のせいで用意ができないということになることは当たり前だろう。

 そう、失敗しても同じ。


 誰も何もできないのにそれでも引き留める。どうしてだろう。いや、それは空想かもしれない。私はまだ何もしていないから本当のところは知らない。

 あなたは私をどうにも出来ない。私はあなたをどうにも出来ない。私がここにいることは貴方に何も影響しない。相互不干渉に。


 好き勝手書くために何文字使ったのか。

 嘘のつき方も忘れた私には本当のことしか書けない。それは私にとって本当であればよい。


 どこかではなくて全部でもいい。


 そう、例外が多かっただけではない。ただ小さい頃はそこまで考えていなかった。それもあるだろう。小さいころというものはそういうものだろう。

 世界が広くなってから。多分それ。

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