4月8日

 何も仕方なくない。

 けれどそれは何が? 何によって発生した?

 短期記憶が壊滅的だと何もできなくなる。


 結局意思は役に立たない。ただなんとなく続けたいという感覚がある。多分これは忘れるまで続くのだろう。


 例えば電車を日常的に使うのならばもう少し選択肢も増えただろう。

 いや、バスとはいえ一時間もかからなければもう少し選択肢を増やしただろう。

 けれど多分同じ状況でも同じ状態でないならば選択肢は多いのだろう。ただ私が全てをやるに気力体力が足りないだけなのだ。


 やりたいことはある。けれどそれをやらないうちに忙しくなってしまう。多分できたことなのだろう。けれど他にもやりたいことがあって、それを終わらせてしまったらすべてのやる気がなくなってしまっただけなのだ。すでに習慣となっていたならばその限りではなかっただろう。けれどそれは習慣ではなかった。


 ずっと片付けようと思っているのに全く片付いていない。そういえばそこだけではなかった気がする。他にも片付けたいものがあった。何もできないまま月日は過ぎていく。

 置いて行かれるような感覚はある。けれど置いて行かれるわけではない。時間は前にしか進まない。それに少しだけ遅いか早いかの違いがあっても同じところにいる人は同じ時間を過ごすものだ。


 いつでも同じことの繰り返しというのは結局終わってから気付くこと。やっているときに既にやったことだとは気付けない。

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