1000PV記念※本編ではありません

※しばらくしたら消します(残せというコメントがあれば残します)


kuma-no様から応援コメント、aomono様、fer-mata様から応援を頂いたのでこのまま公開しておきます。



 これは息抜きに書き溜めているものです。

 作中人物のイメージを損なう恐れがありますので

 構わないという方だけご覧ください。

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 3話  兄のパンツと雪奈さん



 兄が風呂に入ったのを見計らって洗面所に入る。

 兄のパンツチェックのためだ。

 これがあたしの日課なのだ。

 お、あった。

 黒のボクサーパンツだ。

 掴んですぐさま自分の鼻に押し付ける。

 う~ん、フローラル。

 今すぐトリップしそうになる。

 麻薬よりも危険かもしれない。

 今日のパンツはより汗が染み込んでとても良い匂いだ。

 あたしのブラザーパンツコレクションに加えたい。

 けど、今月はすでに一枚収集済みだ。

 ひと月に一枚だけと自分に課せている。

 それ以上、手を出すと母に怪しまれる。

 しかし欲しい。

 これはどうしても欲しい。

 浴室のドアを躊躇ちゅうちょなく開ける。

「きゃっ!」

 兄が悲鳴を上げ胸を隠す。

 兄の悲鳴に嗜虐心がそそられる。

 いい声で泣きよるのう。

 ぐふふ。

「お兄ちゃん、パンツに穴が空いてるよ。」

「えっ、そう?」

「うん。あたしが捨てとくから、お母さんに言っておいてね。」

「ああ、わかった。あ、雪奈さん。」

「なに?」

「いきなり扉を開けないでね。」

「は~い。」

 やったぜ。

 これでブラザーパンツコレクション35枚目だ。

 パンツを頭に被ってたら、洗面所に入って来た母と目が合った。

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