第4話 友達

「うぃっすー」

「やほー」


 じゃんけんして、カバン持って、歩いた。


「入学して1ヶ月経ったけど友達できた」

「できねー。あいつら地元組で既にグループができてやがる」

「前の女の子は」

「女友達のグループでいられると行けない」

「女の子はグループでいるものさ」

「やっぱ男友達が欲しいかな」

「増やしなよ」

「どうやって」

「やっぱ共通の趣味じゃない? 休み時間とかみんな何してるの?」

「何かスマホでゲームしてるっぽい」

「じゃあ一緒にやりなよ。ゲーム得意でしょ?」

「俺が好きなゲームはスマホでやるのじゃなくてPCとかPS5とかそっち系だから」

「そんな変わんないでしょ。ウチの3DS貸そっか?」

「今の時代3DSやってるやついるかな? ちなみにソフトは?」

「一狩り行くやつ」

「めちゃくちゃ得意だわ。900時間はやった」

「じゃあ明日は一狩りしてな。一人くらいくるさ」

「すげー久々にやるなー。最近PS5で一狩りしてたから、懐かしいわ」

「久々に狩っとく?」

「行きますか」

「じゃ、また後で」

「うぃー」




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