第8章 全一性と平等
1 ここから、宇宙の一切の存在、出来事はその一つである働きにおいて生じているのであり、生じていることにおいて、無条件に承認されているといえます。
2 それは、宇宙全体が今ここでこの私たちを現わしているからであり、これまでのすべての過程が今ここでこの私たちを現わしているからです。
3 ですから、その働きのささやかな現われである私たちも本来、宇宙全体の働きの結果であるということにおいて、ありのままで無条件に承認されているのです。
4 逆に言えば、私たちが存在するために、私たちが提示してしまいがちである様々な条件(例えば、才能、容貌、健康、資産、地位、知識など)はすべて必要とされません。
5 また、誰かに承認を求める必要もありません。宇宙全体によって既に承認されているからです。このまま生きていいとされているからです。
6 このように、万物が一体であること、すなわち、存在の全一性において、私たちの存在価値は平等であるのです。
7 存在の実相を知ることの目的は、正しく存在の平等に目覚めることにあります。これこそが私たちが知るべきことです。
8 存在の平等に目覚めることで、私たちを束縛する価値から超越し、恐れと高ぶりから救い出され、真の自由を獲得するために、私たちは存在の実相を知る必要があるのです。
9 そして、その知識を人生において理解する必要があります。私たちの生死(しょうじ)の実相として知る必要があります。
10 そうすることで、私たちはその知識において生き、そして、死ぬことができるようになるからです。知識が生死する力となるからです。
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