【番外編】魔法の性質・特徴について 著 カテラ・フェンドル
この世界における魔法の性質・特徴を記す。
【魔法とは?】
触媒と魔力が起こす反応現象の事。
触媒に対し魔力を多く注ぎ込んだ方が激烈な反応が起きる為、強力な魔法が発動可能。
魔力を触媒に注ぎ込み、『どのような反応を起こすのか』を思い浮かべると発動可能。
【触媒とは?】
魔力に反応する物質の事。世の中の魔法使いは触媒に魔力を流し込み、魔法を使っている。
主に魔力を持った動物の死体に多く含まれており、触媒を多量に含むものを『触媒物質』と呼ぶ。
触媒物質が風化などにより分解されると空気中に触媒が拡散される為、空気中、水中、大地にも少量ながら存在する。触媒が含まれた空気や水を摂取している生命体には多く含まれている。
そのためこの世界のほぼ全ての物質に魔法をかけることが可能。
例外として触媒が全くない物質も存在する。
『耐魔合金』と呼ばれる物質で、魔界にしか存在しない。特殊な製法の過程で触媒のみを取り除いた合金である。そのため耐魔合金製の鎧に攻撃魔法を撃っても効果は無い。
触媒の多さを同質量ごとに比較すると以下のようになる。
触媒物質>生命体>空気、水、大地>耐魔合金
【魔力とは?】
生物が持っている魔法を使うための力の事。一般論では魔力量が多いほどより手練れの魔法使いとして認められる。理由は【魔法とは?】の2行目を参照。
【魔法の種類】
大きく分けて5つ。空間魔法、攻撃魔法、変身魔法、支援魔法、回復魔法。下記に各魔法の特徴を記す。
空間魔法
『灯の魔法』や『幻覚魔法』『転移魔法』などが該当する。空気中、水中、大地に含まれている触媒を使用して発動する。
効果は空間や環境を変化させる。物質を変化させる場合は変身魔法に該当する。
『回復の砦』は効果範囲内にいる全員を治療する魔法だが該当しない。対象の触媒を使用する為だ。この魔法独特の黄金の光は使用者の魔力が空間に散布された為起こった現象だ。
『悪魔召喚』などの召喚魔法は空間魔法に該当する。異界への扉を開けるために空気中の触媒を使用する為だ。
攻撃魔法
『各属性の矢』などの対象を殺傷する効果がある魔法が該当する。空気中、水中、大地に含まれている触媒を使用して発動する。
変身魔法
『変身魔法』『透明化』のみが該当する。対象の触媒を使用して発動する。
効果は対象の姿形、硬度や温度などを変える。その中で対象を透明にするものが『透明化』に分類される。
また、物を変形させる場合にも『変身魔法』を使用する。
余談だが、魔力を注ぎ込むのを止めると解除される為、魔力の消費が激しい魔法の一つ。
支援魔法
『好戦形態』や『防戦形態』などが該当する。対象の触媒を使用して発動する。
効果は対象の身体能力の向上が上げられる。例外として回復能力の活性化は回復魔法に分類される。
変身魔法との違いは一定の魔力を注げばその後魔力の供給を止めても効果が一定時間持続すること。
回復魔法
『癒しの手』『回復の砦』などが該当する。対象の触媒を使用して発動する。
効果は対象の回復能力の活性化。
『解毒』は変身魔法に該当する。毒に含まれる触媒に作用して無毒化する為だ。
【余談】
魔法の分類に悩む場合は以下の手順で確認すること。
1.使用する触媒は空気中、水中、大地に含まれている物か
該当する場合は攻撃魔法、空間魔法のいずれか。4に進む
該当しない場合は変身魔法、支援魔法、回復魔法のいずれか。2に進む
2.無生物にかけて効果があるものか
該当する場合は変身魔法。
該当しない場合は支援魔法、回復魔法のいずれか。3に進む
3.効果は回復能力の向上か
該当する場合は回復魔法。『解毒』の場合は変身魔法。
該当しない場合は支援魔法。
4.効果に直接的な殺傷能力が含まれているか
該当する場合は攻撃魔法。
該当しない場合は空間魔法。
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