第25話 可奈子さんがおもちゃになってくれた

 可奈子さんと念願の混浴タイム(エロなし)を終えた俺たちは、浴衣姿になって部屋でくつろいでいた。


「ふぅ、ちょっと眠くなって来ちゃったなぁ」


 俺はあくびをしながら言う。


「じゃあ、ちょっと寝る?」


「あ、布団って勝手に敷いても良いのかな?」


 俺が言うと、


「ここ、どうぞ」


 可奈子さんが自分のひざをポンと叩いて言う。


「えっ」


「ほら、遠慮しないで」


「う、うん」


 俺はドキドキしながら、可奈子さんのそばに寄った。


 普段から良い匂いがするけど。


 今日はまた一段と、しっとり良い匂いがした。


「で、では、失礼します」


「どうぞ」


 俺はそっと、可奈子さんのひざに頭を載せた。


「……うわ、柔らかい」


「うん。若い子みたいにスレンダーじゃないから」


「だから、可奈子さんは若いって。けど、肉付きがほど良いんだよね」


「ほど良い?」


「うん、太くなく、細くなく、ちょうど良い」


「ありがと」


「けど、とある部分だけは……」


「こら、どこ見てるの?」


「ていうか、可奈子さんの顔が遮られているんだけど」


 俺は普段とは違う角度から見る2つのお山を前にして言う。


「ていうか、可奈子さんは顔が小さいから、これもう同じくらいのサイズがあるんじゃないの?」


「さすがにまだそこまでは行かないと思うけど……でも、日々成長しているから」


「マジか……もしかして、もう100cm超えてたりする?」


「かも……最近また、ブラがきつかったから。けど、今は浴衣でノーブラだから、楽だわ」


「えっ、ノ、ノーブラ……ですか?」


「そうだよ……」


 可奈子さんは少し前のめりになることで、山の縁から顔を覗かせて、ニコッとした。


「何か……エロいね」


「うん……触る?」


「いやいや……止まれなくなるから」


「でも、2人だけだよ?」


「い、今は休み時間だから。本番は……また夜にということで」


「分かった」


 可奈子さんは頷いてくれる。


 しかし、浴衣に包まれたこのノーブラおっぱいが……すごいな。


 一歩まちがえれば、こぼれ落ちそうなくらいだ。


 そしたら、ピピーッて笛が鳴りそうな感じだけど。


「……俺は幸せ者だよ。可奈子さんの至極の浴衣ノーブラおっぱいを拝むだけで、幸せいっぱいだ」


「おませさん♡ 普通の男の人なら、今ごろがっついているんじゃない?」


「いや、他のみんなも、このおっぱいを前にそう野獣にはなれないよ」


「そうなの?」


「だって、可奈子さんは女神みたいな人だから。何か汚したくないし」


「私は普通の女だよ? それであなたのお嫁さんだから……いっぱい汚して欲しいな」


「可奈子さんって……いや、何でもない」


「気になるから言って」


「……割と淫乱だよね」


「こら♡」


 むっちり、とした感触に口を覆われた。


「むぐッ! むぐぐッ!」


 俺は必死にタップする。


 その際、意図せず可奈子さんの巨乳を叩いてしまった。


「あんっ」


「あっ、ごめんなさい」


「良いのよ。ちょっとだけ、気持ち良かったし」


「ていうか、ちょっと叩いただけで揺れがすごかったんだけど。その揺れが俺の顔にも伝わって、軽いマッサージ気分だったよ」


「あっ、それ面白いかも。ねえねえ、もう1回やってみない?」


「えっ? また俺のことを窒息させるの?」


「ちゃんと加減するから。むにゅっ♡」


「おふっ……」


 俺の顔がまた可奈子さんの巨乳に覆われた。


「ほら、冬馬くん。叩いて、叩いて」


「こ、ここかな?」


 ぺち、ぺち。


 ぷるるっ。


「おぉ~、すごい」


「でも、今のちょっと弱いんじゃない? もう少し、強くしても良いよ?」


「じゃあ、もう少しだけ……」


 ぺち! ぺち!


「んっ、あっ」


 ぷるるん!


「これ、すげえ!」


「はっ……ふふ、冬馬くんってば。まるで子供みたいにハシャいじゃって」


「でも、可奈子さんから見れば、俺なんてまだ子供でしょ?」


「あ~、こんな時ばかり都合の良いこと言っちゃって~」


「ねえ、もう1回だけやっても良い?」


「冬馬くん、目をキラキラさせて、可愛い……良いよ、あと1回だけだよ?」


「よし、強すぎず、かといって弱すぎず、絶妙に響く力加減で……」


 俺は無駄に精神を統一した。


 そして――ポンッ、と良い音が鳴る。


「あはッ……!」


 可奈子さんが艶めかしい吐息を漏らす。


 豊かな果実がお上品にかつ大胆に揺れた。


 ぷるるん、と。


「……これちょっと、クセになりそうなんだけど」


「ふふ、もうダーメ」


「次はいつやらせてくれる?」


「う~ん……結婚したら♡」


「まだ先の話だ~……がまんできないよ~」


「じゃあ、仕方ないから。気が済むまでして良いよ」


「ほ、本当に?」


「冬馬くんのエッチ♡」


 それからしばし、俺は可奈子さんを楽器のおもちゃに見立てて遊んでしまった。


 ポンポン、ポポポン、と。


「いや~ん、冬馬くんってば上手ぅ~♡」


 何だかんだ、可奈子さんもノリノリだった。







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