第6話 来訪者
両親と共にやり始めた訓練を始めてから早2年。すでに俺は5歳。その間にいろんな人がうちに来てくれた。
まず初めに来たのは、ルナだった。ルナが来てくれたときにはもう一人の連れがいた。
名前はミナのいうらしい。名前が似ていたので姉妹かなと思って聞いてみたところ、案の定そうだったらしい。
ミナの第一印象はしっかりものだった。本当にルナの妹か?と疑ってしまうくらいにしっかりしていた。ハッキリ言って理想の女性、高嶺の花、しかも俺のどタイプである。
俺は純粋な子供を演じるためミナにいきなり「結婚してください!」と言い放ったが、「ローラン君が大きくなったらね。」と言われ玉砕、、、
子供の戯言だとでも思われたのかな?側から見たらそうだけど、、
ルナとミナとは魔法についての話をした。
二人からは俺の知らない魔法や王国や地図についての話を聞き、俺は二人に魔法のイメージを教えていた。
初めはミナも驚いていたが、「コイツは優秀なんだ」というルナの一言でまとめられた。
飲み込みが早いのか、数時間で二人とも火を青くすることには成功していた。
まぁ、ちなみに俺は液体窒素の作成や地面を調査した場所限定だけど、地盤が緩いとこなら少しだけ地殻変動を起こせたり、数秒だけ酸素オンリーの有毒エリアの作成もできるようにはなっていた。そのおかげで「魔力操作E」が「魔力操作C」まだ跳ね上がっていた。
だけど、これらを使うと魔力切れや免疫力の低下で1日からひどい時で10日間高熱でうなされるなんてことになってしまった。
その後もいろんな話をしていたが、何故か話し合いの後、俺はルナとミナを"ルナ姉""ミナ姉"と呼ばなくてはならなくなってしまった。ちょっと恥ずかしい。
そういえば話してなかったが、ルナ姉の苗字はヴィクトリア・ルナらしい。
それにどうやらこの世界では、前世の日本と同じく苗字から先に言うみたいだ。
また別の日には、アレクスが王国騎士団長を務めていた時に副団長を務めていたシュヴァル・ラインハルトという男も家に訪れた。
ラインハルト曰く、アレクスがちゃんと子供の世話をしているのか見に来たのと、今は町の警察署みたいなとこに属しているアレクスに報告しに来たそうだ。
本当ならこの日にアレクスが王国まで出向いて内容などを聞きに行かなければならないが、ラインハルトは今でもアレクスのことを慕っているらしい。
ちなみに今も副団長をしているそうだ。団長になれたそうなのだが、ラインハルト曰く、そちらの方が気が楽だと言うことらしい。副団長でも責任は重いと思うが、俺もそう思う。
他にもアレクスもグランツェもいろんな人から人望があるみたいで、いろんな魔法使いを紹介されたり、アレクスの知り合いの町の巡査官?みたいな人とも会ったりした。
いろんな人に会えて多くのことを学べた気がするし、それに何よりアレクスとグランツェのおかげでレベルが8にまで上がった。
レベル5までは半年もなく上がったのだが、それからなかなか上がらずに8で止まっている。
両親は「これは普通の現象だから気にせず努力を続けなさい。」と言ってくれた。
レベルが5ずつで段階みたいなものがあるみたいだ。
ステータスは結構上がっていた。アレクスと体力面を鍛えているからか、成長期だからか、身体能力面でも大きく成長を見せた。
スキルの変化はさっきも言った通り「魔力操作」がEからCまで上がっていた。それ以外には変化は見られなかった。
スキルポイントは+70までゲットした。それを俺は魔力と知能に半々で振り分けた。理由はそれが今後、一番効率的になるのではないかと思ったから。
多少の迷いがあったはあったのだが、ルナ姉の助言に納得していたのでそれを信じて今は、とりあえず魔法系メインで上げることにしていた。
ステータス lv.8 ローラン 5up⤴︎
体力 24+なし 12up⤴︎
持久力 25+E 12up⤴︎
敏捷 16+なし 6up⤴︎
耐久 13+なし 5up⤴︎
魔力 85+C 14+35up⤴︎
状態耐性 70+C 16up⤴︎
知能 208+C 51+35up⤴︎
スキル「闘争S」「隠密A」「習得速度上昇E」
「中級魔法」「亜空間魔法E」「魔力操作C」
アクセサリー「レベルアップ速度上昇E」
スキルポイント +0
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