リアとの別れへの応援コメント
タイトル「リアとの別れ」を目にして、ちょっと呆気なさを感じてしまったのですが・・・
ところが、内容はそんな事は無く、非常に濃い会話の遣り取りで、「・・・わたしはわたしとして眠らせて」の台詞には、本当にリアという人格が存在することを感じさせられました。
「・・・あなたには返してあげない」も良かったです。
そっか、1つの身体ではあるけれど、そこには間違いなく2つの人格が宿っている・・・
よくある多重人格もので、どこかしら辻褄が合わずに、都合よく話が進んでいき、そのことに違和感を覚え(小説だから仕方ない)との多少のストレスを感じながら読み進めることも有りますが、この作品には、そういった齟齬は全く感じていませんねぇ。
凄くよく練られたお話だと、感心させられます。
ラストに向かいつつあるであろう回でのコメントは、書くのを少し躊躇いましたが、結局耐えきれずに書いてしましました・・・(笑)
作者からの返信
ninjin様、こんにちは。
コメントありがとうございます。
覚えやすいタイトルじゃないと、作者が困ってしまうんです(笑)
現代だと、多重人格の人格統合は核になる人格に統合されていくと思うのですが、この作品の場合、まだ人格統合の方法が確立されていないことを前提にしました。
なので、アリシアの自我が強くなったら、リアがアリシアに吸収されるか消えるかだと思いました。逆の場合も然り。そして、リアの心情を考えると……リアはこれを選ぶかなと。
齟齬を感じないというのはすごく嬉しいです。ありがとうございます(^^)
別人格を生み出すことで自分の弱さを自覚して、人を愛する強さを知って成長する、そんな物語が書きたかったんです。難しいテーマなので四苦八苦でしたが(^^;)
もうじきラストなのですが、「次回で終わります」とは言えません(^^;)
前にそうやって最終話が一万字近くになって分割したんですよね……。「終わる終わる」詐欺だな、と反省しました(笑)
私の望みへの応援コメント
アリシアさんの拗らせ具合が半端なく良いです。
イライアスとの関係に焦れったさMAXになったところで…
舞台のお芝居を観ているような重厚感が在り、色々な要素の詰まった内容で、面白くて、ついつい一気に読んでしまいました。
ずいぶん昔に、精神科の先生にカウンセリングを受ける機会があり、「私は多重人格者ではないでしょうか?」と質問をしたところ、「あなたみたいな人はそうはなりません」との全力否定を受けたことを思い出し、苦笑しております。
この先のお話も、楽しみにしてます。
作者からの返信
ninjin様、こんばんは。
コメントありがとうございます。
うわわわ、まさか一気読みしてくださるとは……。
ありがとうございます!
アリシアは拗らせてますよね(^^;)
この作品は歪んだ人しか出てこないんです。そうなるとしわ寄せはどこに来るかとなり、結果アリシアに集中しました……。
なんだか褒められ過ぎているような気がして気恥ずかしいですが、嬉しいです。ありがとうございます。
全力否定……。されてよかった、と言っていいのでしょうか(^^;)
多重人格といっても、人は誰しも異なった顔を持っているものですからね。どこまでが自分で、どこからかがそうではないのか、精神科医がどうやって判断するのか不思議に思います。ただ、演技性人格障害もあるので難しいですよね。
更新はまちまちになりますが、頑張ります(^^)
求めていた幸せへの応援コメント
完結おめでとうございます。
大変に楽しまさせて頂きました。( ^∀^)
最後のお母様の態度と言葉が、何とも言い難い「らしさ」でした。
それがちょっとした酸味?スパイス?になっていて、終わりがグッと締まって良かったと思いました。
もう一度、リアさんの登場があるのかなぁ、と思っていましたが、それは無かったですね。(((^_^;)
遅れて読み始めましたが、一気読みして追い付いて良かったです。
作者からの返信
ninjin様、こんにちは。
コメントありがとうございます。
お祝いコメントと嬉しいお言葉ありがとうございます!
ご都合主義に走りすぎないように、お母様の態度も少しずつ時間の経過とともに雪解けのように氷解していく、という風にしたかったんです。
リアは「消える」と宣言したとおり、アリシアの奥深くで眠っています。アリシアがどんなに辛くても立ち向かう様子をそこから見ている感じです。ただ、リアは生きていた痕跡をアリシアにわかるように残していて、それがアリシアに生きるヒントや勇気を与えていく……ということが書けたらよかったんですが(^^;)
うまく書けなくて省いちゃいました……。時間を置いて、入れられそうなら入れたいとは思うのですが、後日談になりそうです(^^;)
まあ、それはともかく。最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました(^^)