第30話 会議

会議室にて‥‥


「すまない、こんな真夜中に来てもらって」


「いえいえ、理事長が緊急会議を開くなんてこと今までなかったのでみ

なそれほど重要だと思って来ていますので心配なさらず」


もうそろそろで日付が変わりそうな時間に生徒以外の学校関係者が府姫理事長に呼び出されて緊急会議をすることとなった。


「それで府姫理事長、何用ですか?」


校長が聞いてくる。


「これを見てくれ」


府姫理事長はパソコンを全員に見えるように見せる。この学校に裏サイトがあることは皆認識の上だ。


「なっ!」

「なに!」


裏サイトからの投稿だった。内容はバレてしまうと困ることが描いており、一番マシなのが峰鈴財閥の代表の不倫だ。


「一体誰がこんなことを!」


教頭が怒りを露わにして言う。


「表向きは御珠空布という二年だが‥‥」


ゴクッ


理事長が次に言う言葉に緊張と意識をしている。


「本当は蒼のハンティングがしたことだとわかっている」


!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



理事長以外驚いた。中にはまぶたを大きくして顔の表情だけでもわかりやすい者も居た。

理事長だって知って驚いたことなんだから誰だって驚いてしまうだろう。


「本当ですか!!!?」


「ああ、だが蒼のハンティングがしたとバレてしまってはこの街は相当治安が荒れてしまう、だから仕方なく御珠を停学の自宅謹慎とした!もう保護者には蒼のハンティングのことは伏せて、誰かが乗っ取ってしまって探しておきますが一応、そんなことを話して説得しておいた」


「了解ですが、なぜ蒼のハンティングはこんなにもわかりやすく自分が乗っ取ったとしているんだ?普段なら絶対にバレないようにしているはずなのに」

「確かにそうだな」


皆考える。すでに眠気はなくなっており覚めている。


「うーん、蒼のハンティングはなにかをしようとしているのでは?この前の体育祭の時だって勝手に放送をジャックしていましたし」

「そうだが目的が思いつかない」


またさらに考え出す。

蒼のハンティングはこの街の守護神的な存在で夜に出歩いても不良とか組織などに絶対に会うことはない、なぜなら蒼のハンティングが対処してくれているからである。おかげでこの街はとても治安がいい、そう評判になり発展してきたのだ。

しかし蒼のハンティングがそんなことをしたとバレたら蒼のハンティングを捕まえようとして組織など戻ってきて荒れてしまう。そんな事態は避けておきたいのだ。


「では、一度解散だ、また明日の夕方からする」

「「「「「はい」」」」」


そう返事をして散っていく。


この時学校側も気づいてなかった。ここで蒼のハンティングを捕まえるようにしておけばよかったと‥‥。

すべては蒼のハンティング、つまり頂利涯の計画の内なのだ。




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