第2話 ブランコ

 時期はたしか秋頃だった。

 風も無い良い天気だ。


 昼日中、散歩で公園に行った。

 その公園は、神社の敷地内で、奥に長く伸びた公園で、神社の横には奉納相撲の土俵も設置されている、独特な雰囲気のある公園だ。

 ただし、遊具は入り口のすぐ近くにある。

 公園自体は、見通しの良い公園で、公園出入口も長い直線の道なので、誰も公園には出入りしていないのはわかっていた。


 しかし、その公園に入ると、すぐに目が行ったのは、公園に入ってすぐの3連ブランコの一つだけが、誰もいないのに大きく揺れていた。

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