話をしよう

笑留遊

例えば これが 始まりの

 何の変哲もない日常が好きだとかって、言ってしまえば不変を望む怠惰だと言われた。自分の周りがそうでないとしても、自分だけはこの人生に甘んじて生きて行きたいと願っていた。なんにせよ、人生はいつ急転直下の起承転結を迎えるかだなんてわからない。


 自分の人生ですら、だ。


ましてや他人の人生はもっとわからない。わけもわからずに気づけば一転している。

そんな人それぞれ様々な日常は他者から見た物語のひとつ、見方一つで大きく異なったり変化していく。僕の目に映ったものの話。喜怒哀楽様々な紋様で広がる水面をただ、一人の目が捉えた側面の物語。語り部は僕。

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話をしよう 笑留遊 @amir_yami

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