第11話 たのみごと
「それで、頼み事ってなに?」
朝から博士に呼ばれたのは、俺にやって欲しいことがあるからみたいだ。今回は料理じゃなくて、別のことらしい。
「お前にはぺぱぷが行うライブの会場の準備を手伝いに行って貰いたいのです」
「ぺぱぷって?」
「ぺぱぷとはアイドルなのです」
ぺぱぷとは、ペンギンズ・パフォーマンス・プロジエクト… 略してPPPと呼ばれる、ペンギンのフレンズで構成されたアイドルグループである。
それで、俺にはそのステージのセッティングのお手伝いに行って欲しいと。
まぁ、断る理由もないのですんなりと引き受けた。
「それでは、我々の朝ご飯を作ってから行って貰うのです」
朝ご飯を作るのは絶対事項なんだね。
じゃぱりまんじゃダメかい?
「分かったよ、どこに行けばいいの?」
「みずべちほーなのです、詳しい所ははラッキービーストに頼めばいいですよ。それと、現地に着いたら『マーゲイ』というフレンズを探すといいのです」
「うん、りょーかい」
「最後に、セルリアンと会ったら絶対に逃げるように。立ち向かうことを考えたらダメですよ?」
「それは、言われなくても?」
「それでは、我々の朝ご飯を用意するのです」
やっぱり、料理からは逃げられないみたいだ。
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