最高の信頼

世界で一番信頼されている

人生において、自分に誇りを持つという事は大事な事だ。

それに異論を挟む人は少ないだろう。

まぁ私は紙であるが。

そして、そんな私にも誇りはある。

例え、汚物をなすりつけられ、

トイレに流され、水に溶け逝くだけの運命であってもだ。

それだけが存在理由だったとしても、

私は誇りを持って生きているのだ。

まぁ私が生きている定義に当てはまるかはわからないがね。

考えて欲しい。

自分の体の恥ずかしい所など、

親やパートナー以外には見られることなど普通はないだろう。

そんな秘部を見せるなど、基本的には、信頼する人にだけの筈だ。

それをワタシには惜しげもなく見せてくれるのだ。

そうっ！

つまりはだ、言い換えれば、

私は世界で最も信頼されていると言っても過言でない！

ドクターにも診せることがあるかもしれないが、

あくまでもそれは病気の時や、何か体に問題があった時のみだ。

これを信頼と言わずして、なんという？

そして、汚物で汚れてしまった箇所に優しく触れ、

綺麗にするワタシ。

最後は水と共に流され、消えていく。

この世にこんなに高尚な事があるのかっ！

いやないっ！

そう、私は自分の生き方に誇りを持っている。