幸せを感じられた
この辺で軽く楽しかった話も入れておこうと思います。
高校生活は本当に楽しいことが多かったです。
もちろん、家を除いてですが。
まずは恋愛ですね。
私はそれなりに恋愛していました。
彼氏ができて、一緒に文化祭を回ったり、修学旅行も楽しんだり。
喧嘩したり、お別れした人もいました。
それでも私はその一つ一つの恋愛を通じて成長できました。今までお付き合いしてきた人には本当に感謝しています。
友達もたくさんいました。
軽音楽部に所属していたので、まあ、そこそこ目立ってたんですよね。なので友達は結構いました。
学校帰りにどこかに寄ったり、休日に出かけたり、休み時間も楽しかったです。
相変わらず私の門限は周りの人よりも早くて困ることはありましたが、それでもとても楽しかったです。
今でも連絡を取り合うような友達が何人もいます。本当に大切な友人ができました。
もちろん、部活も楽しかったです。
イベントごとにライブがあったんです。
新入生歓迎ライブ、サマーライブ、ハロウィンライブ、クリスマスライブ、などなど。
そのたびに衣装を変えたりしました。
軽音楽部でも吹奏楽部の時と変わらず、新曲をやるときはとてもワクワクしていました。
ライブでステージに立った時、めちゃくちゃ緊張していますが、みんなが私たちを見ていて、手を振ってくれて、盛り上げてくれて、すごくうれしかったです。
後輩たちも、とても慕ってくれて「高杉先輩!」って声をかけてくれるのが本当にうれしかったです。
私の中で思い描いていた高校生活といいますか、理想の青春みたいなものは、結構できたと思っています。
それだけ私は高校ではやりたいことをやりました。本当に幸せな時間を過ごせました。
ひとつ、できなかったことがあるとすればそれはやっぱり、打ち上げに行くことですかね。
私は結局、高校生の間も打ち上げに行くことはできませんでした。
打ち上げ、行ってみたかったですね。
でも、打ち上げに行かせてもらえない人は私以外にもきっといっぱいいると思うので、それひとつに関してはあまり大きな後悔ではないです。
とまあ、こんなに楽しかったはずの高校生活なんですがね。こんなに楽しかったはずなのに。
この幸せで家での悲しみを消すことはできませんでした。
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