悪化した中学生
後悔しないために
悲しい話ばかりではなく、少しだけ楽しい話もしましょう。
私は中学校に上がってから、吹奏楽部に入りました。自分で「私はここに入ってかっこよく楽器を吹きたい!」そう思って入りました。
木管楽器をやりたくて入ったのですが、残念ながらオーディションに落ちてしまい、私はトロンボーンという楽器になりました。
しかし、そのことに関しては、全く悔いはありません。
とにかく、吹奏楽部に入って毎日楽器を吹けることが楽しくて仕方ありませんでした。
吹奏楽部は平日は毎日放課後に部活があり、土曜日も朝から夕方までお弁当をもって部活をしていました。イベントがあると日曜日も部活があることもありました。
そこそこの運動部よりは活動時間が多かったです。
家族のことで我慢することもたくさんある、だから私は「その時やりたいと思ったことはとことんやる!」というのを自分の中で決めていました。
もちろん、親にダメと言われないものは……ですが。
「親のせいで私の人生が……」
なんて、これからずっと引きずるようなことをできるだけしたくなくて。
そのために、やりたいと思ったことはたくさんやって、その時その時を後悔のないように一生懸命に生きようと決めていました。
このスタンスはきっとあの親だったからできたものだと思います。
我慢することがたくさんあるとわかっている分、できることには全力で、望んだことに貪欲で。
そんな生き方ができるようになりました。
そこから、私の好奇心旺盛な性格ができたのかなと思っています。
すべてはできる限り後悔しない生き方ができるようにと。
それでもやっぱり、後悔はあります。それは仕方のないことです。
もうすでにこの家に生まれてきてしまったことが私の後悔。
だからここから先、後悔をする回数を減らせるようにと決めたこと。私としては、後悔、という意味では最大限減らせたんじゃないかなと、思っています。
確か、中学1年生の時はそんなに大きなことはありませんでした。
もちろん、変わらず理不尽に怒られるし、両親は喧嘩してるし、その愚痴を夜に延々と聞かされるしは変わりませんでしたが。
いろいろと問題が起きていったのは2年生になってからでした。
ちなみに、中学生の頃の成績ですが、上位25%に入るくらいでした。
まあ、目立っていいわけではなかったですが、そこそこいい方ではありました。
運動は全然できませんでしたが、特に問題はありませんでした。
つまりいうと、学校では特に問題ない、ごく普通の女子生徒でした。
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