大人になった小学生

小4より前の記憶

 前回までで最低限必要であろう、私とその周りの情報を説明しました。今回からは、私の人生について、できる限り年齢順に話していこうと思います。


 さて、今回は小4より前についてです。

 と言っても「あまり覚えていません」というのが正直なところです。なので、私が覚えている限りのことを、できる限り思い出して書いてみようと思います。


 一番古い記憶は、幼稚園で友達と喧嘩したこと、幼稚園の後に友達の家に泊まりに行ったことです。

 しかし、友達の家に泊まりに行ったのは確かなことなのですが、友達と喧嘩したことはもしかしたら夢なんじゃないかと、ずっと曖昧な記憶になっています。

 本当にあったことのような、それともそんな夢を見てしまっただけのような、とても不思議な記憶として、今も覚えています。


 次に覚えているのは、幼稚園を卒園して、小学生に上がる前の引っ越し当日の記憶。つまり、私は6歳くらい、妹は4歳、弟は2歳、くらいですね。

 両親の中でこの5人で暮らしていくと固まったのですかね。次の家、現在も私以外が住んでいるマンションを購入したようでした。

 それまでの家は買ったものではなく、賃貸でした。この話はいつだったか、母に聞いた話で、今までの家を私は全く覚えていません。覚えているのは本当に、引っ越し当日のことだけ。その日はとても風が強く、私はキャリーケースにつかまっていました。「私、この風でとんでっちゃうかもしれない!」そんな子供らしいことを考えていたのををよく覚えています。


 その先、小学1年生から小学3年生までのこともあまり詳しくは覚えていません。

 男の子、女の子分け隔てなく、それなりに仲良くできていて、通知表でも先生から「優しい」「笑顔」「真面目」「先生のお手伝いをしてくれる」「誰とでも仲良くできている」と書かれ、それなりによくできた子供ではありました。


 正直言って、両親との関係も、そこまで悪かった記憶はありません。

 ですが、私には、1つだけ、どうしても引っかかっていることがあるんです。

 今回、私の小4までの記憶について書いてきましたが、「家の記憶」「家族の記憶」がんです。

 幼稚園での記憶、小学校での記憶、友達との記憶は、少ないながらあるのですが、家族に関わる記憶、家での記憶が、あの引っ越しの記憶しかありません。

 小学校に上がるまでの家も、写真を見ても全く思い出せません。

 この記憶のなさは、みんなそんなもんなのか、それとも私はみんなよりも記憶がない方なのかは全くわかりません。


 ただ、私は「もう少し小さい頃の記憶があってもいいのに」と、何度も思いました。

私個人としては「覚えていることが少ないな」と、感じていました。

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