シヴィライゼーションウォー

Uzin

文明勃興戦争

 人類が宇宙へと飛び出して更なる発展を遂げるようになって永いときが流れた。

 戦争は時代が進む度に規模が拡大し、その被害もまた大きくなっていった。

 人の命を数字としてみるのは当たり前、人の死体を資源としてみるのが当たり前。

 そんな時代を通り過ぎ技術は進歩し続けていく。

 そして人類は自らが過去辿ってきた軌跡を戦争として使用するようになった。

 人類が保管する過去の人類の遺伝子のデータを元に生み出された人間に、その当時の文化レベル相当迄の知識をインストールした人間を、未開拓の惑星に送り込み文明勃興をコントロールし、他の勢力が送り込んだ人間の文明と闘い合わせる事による代理戦争を始めたのだ。

 神気取りの人類は、自らの歴史さえも戦争の道具にしたのだ。

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