93話 ラストバトル 閻魔女王・ワルキューレ vs イブ・鎖蛇


 ワタシは階段の上の扉を見上げ、


「ファイナルマッチ行くか!」


 トールに切断されオープンカーになったSMX(クルマ)の後ろから、

 バトルパートナーの、目隠しサルグツワの四つん這いの中年奴隷の首輪のリードを引っ張るけど…


 あ?

 なんだ?


「zzz ( ˘ω˘)zzz」


 この変態ブタ…こんな時に寝てんの?

 

 ムチで、けつを、


 パ―――――――ン!

   パ―――――――――ン!


「 (^ω^) おっぷ♪ …zzz ( ˘ω˘)」


「なんだよ? また眠りやがった? コイツ、こんな時に燃料切れかよ?」


 横の赤鬼セントが、

「弱ったね… 頂上にいるのは最強のイブ☆ 中年奴隷無しじゃ勝ち目無い☆」


「上等、ワタシ1人で行く」


 すぐに、青鬼ショウと白鬼リュウトが、


ショウ { ユキノ様がんばって!

リュウト { ここで俺達ケルベロスはユキノ様を応援する!


 ワタシにガッツポーズを向けて来た。


 セントはコッチ向いて、真顔で、

「ユキノ様、死なないで☆ ぜったい生きて帰ってきて☆」


 ワタシはセントに歩みより口にキスした。

「え?☆」

 キスしたままにしてると、近くの馬鹿二人ショウリュウトが、


ショウ {え? どうゆうこと? いつの間にそんな関係!?

リュウト{ 馬鹿! セント! 女に目覚めたら元のケルベロスに戻れない!


 ワタシは口を離し、微笑んで、

「セント、ワタシが生きて帰ってきたら続きを教えてやるよ」


「うん☆ ユキノ様なら☆ もうBL(ケルベロス)やめてもいいかも☆」


ショウ{セント血迷うんじゃない!

リュウト{セントやめろって! ユキノ様だぞ! 中年奴隷みたいにされるって!


 馬鹿2人を見て、「フ」っと笑い、

 階段を上がる…


 カタン カタン カタン…


 扉の前…


 最後の戦いの前に、胸の隙間から死神のキセルを取り出し、

 フ~~~吹かす…


💀 { 長い間、セブンスターに浮気しやがって… まさに誰にでも股を開くビラビラビッチよ…


「最後の戦いに勝ったらもうセブンスターに股は開かねえよ… だから最後くらいワタシに協力しろ おまえ物知りだから ふ~~」


G13💀🚬 { 用件を聞こうか…


「カサンドラの街で、サーチマニアした鎖蛇サタンの『HPーー』だった…どうやったら殺せる? ふ~~」


💀 { 『HP--』『防御ーー』のヤツを殺す手段は… イブの持つ『ロンギヌスの槍』で、ヤツの頭を的確に真正面からブッサスのみ


「ロンギヌスの槍? オーディンが持っていたドロップアイテムね… ふ~~


💀 { だが覚悟しておけ、サタンを殺すと、サタンの『スキル』を強奪してしまう


「スキルを強奪? 今までワタシが強奪した『サーチマニア』とか…『マスターウエポン(チート)』みたいなモノでしょ? さして問題は無いし 


💀 { フフ… まあ…マ●カスがんばれや… 


 ワタシは死神のキセルを胸の隙間に仕舞い…


 やや固い扉を両手で開ける…




 空には、

 創造主か?

 その瞳がポロポロと崩れ落ちていく。


 


 その下で睨み合う、


 ワルキューレと、


 鎖蛇サタンのドレスを纏った黒い帽子を被ったイブ、


 ワタシは振りかぶって、


 パ―――――――――――ン🌟!!


 ムチを石畳に叩きつける。



 ワルキューレと、

「クソユキノ…」


 イブは、

【 閻魔女王… 】


 コッチを向いた…


 鎖蛇サタンもグルグル『渦巻き』の瞳で見つめてきて、


《 きたか ユキノ 》


「おまえ… 飛行機の中で言った事覚えてる…?」


 鎖蛇はすこし嬉しそうに、

《 ガチでいく…? 》


 ワタシは鎖蛇サタンを纏うイブへ走る!


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