禁断とＳＭ嬢 🚘地獄のＳロード🚘

6話 触手

　血の池からの生ぬるい風がワタシの黒のロングヘアーを揺らした。

　その一瞬！

　ワタシは初動を仕掛ける！

『Ｓ』hotgun ！！

『Ｍ』uchi 　！！

Ｓ難度　★★

　ムチの連撃を張飛へ！

　だけど…

　張飛は余裕をもって、ワタシのムチ連撃を蛇矛で、

　ババンバ！　バンバンバン！

「あ～ビバノン！　ババンバババン♪」

　はじき返す。

　くっ！ホモ（張飛）のクセに！時代遅れの鼻歌しながらワタシの攻撃を防ぐとは…

　ワタシが、いったん攻撃を止めると、ホモ（張飛）は、尻をパンパン叩き、

「あっっぅぅ痔がっ……　おい！　ドブス！　次は俺の番だ！」

　ホモ（張飛）の構えた蛇矛は…みるみる姿を変えていき…

　これは！？

　無数の…

　触手！？

　ホモは無数に伸びた、鳴子温泉の立派なコケシのような触手をヨダレと卑猥な目で見つめ、

「どうじゃ！？　驚いたか！？　『イブ様』から頂いた魔力じゃ！　蛇矛の刃を俺の大好きなモノに変化する能力じゃ！」

　ホモは縛られ座る、白鬼リュウトを、腰を左右に小刻みに揺らしながら嬉しそうに見つめ、

「コレ♪後でリュウト君にも使ってあげるからね♪　あのマ●コが触手死（フィニッシュ）するまで待っててね♪」

　白鬼リュウトは悔しそうな顔で、

「くそ…こんな汚いオッサン+触手プレーが初めての相手なんて…最悪だ」

　リュウトは赤鬼ケントと青鬼ショウを見つめ、

「三体合体（サンピ―）さえできれば…張飛なんて一瞬で食い殺せるのに…不味そうだけど」

　無数の触手が迫ってくる！！

　くっ！

　ムチでは触手は不利か！？

　やばい…

　首に絡まる…ぅ

　手に絡まる…ぉ

　体に絡まる…ぃ

　足に絡まる…ぁ

　体の自由が…　効かない…

　触手は…　ワタシの体を姦落しようとズルズルゥ…ぁ…迫る…ぁぁ

　ホモを見た。

　ホモは背を向けて、ズボンを脱ぎ黒のＴバックを見せつけ、

　両手の人差し指と親指を突き出しクロスさせる形の、

　オリジナルの勝確（かちかく）ジ●ジョポーズを決め、

「快感的（ガンダーラ）な～～　結末（フィニッシュ）～」

　まあ…

　ワタシの勝ちは最初から決まってたんだけど、一度触手の感触を味わってみたかっただけ…クセになりそうね…　もう終わらせよう。

『Ｓ』pear　！！

『Ｍ』uchi　！！

Ｓ難度　★★

　ワタシの持っていたムチはスピアになり！

　グ――――――――――ン！

　ムチを伸ばし！　ホモへ放つ！

　背を向けジ●ジョポーズを見せつけていた！

　ホモのＴバックのＡポイントに的確にグサリと刺さった！！

「あんぶ！！！」

　と、ホモは口から血を吐き倒れた。

　ホモの手から蛇矛が外れると…

　触手は中折れしたように…　フッと消えた…

　ワタシはムチを元に戻した後、ホモに近づき、落ちていた蛇矛を手に取って、うつ伏せで倒れた戦闘不能の重症ホモを見下ろし、尻を踏みつけ蛇矛を振り上げた時…

「ちょい！　やめろ！！」

ワタシは呆れて、

「おいおい？　まさか今さら命乞いですか？」

「そんなもの尻に刺されたら！　イッてしまう！」

「はいどうぞ」

　蛇矛を振り落としました。

「あっ……ふっ…」

　くっ…　幸福に満ちた死に顔だった。

　しまった…

　勝利したワタシは死神のキセルを「ふ～～」と吹かす

💀｛ 使えん野良猫の糞（張飛）が！！　ババア！！　この娼婦を殺っ…

　ワタシがホモと戦っている間、なんとババアは、

「ケケケケ」

　出刃包丁で地面に魔法陣を刻んでいた！

　その中央には！

　四つん這い中年奴隷（目隠し、サルグツワ、リード付き首輪、ブリーフ一丁）が！

「ぼっぼっぼっ（＾ω＾）」