2話 死神のキセル
目隠し、サルグツワ、リード付き首輪で四つん這いの中年奴隷はワタシを見上げ、
「ぼっ!ぼっ!ぼっ!(*´Д`)」
ワタシは尻にムチをバチーン!!
「ぼっ!(^ω^)おっふ♪」
ワタシは四つん這いの上に、足を組み座り、リードをグイっと引き上げながら、
「コイツも早く地獄に行きたがってるようね?」
その時、だった!
「ぼっ('ω')」
フッと中年奴隷の体が浮き上がる!
ワタシは驚いた!
「どうして! 宙に浮くの!?」
それを見た閻魔大王はワタシと中年奴隷を『渦巻き』の瞳で見つめながら…
「ほう? そのドMは、ドSユキノ専用の乗り物木馬になったつもりか? 良かったな? 閻魔女王よ」
その時! 地獄の扉は開いた!
閻魔大王は右手に持つシャクを地獄の扉の向こうを指し!
「閻魔女王ユキノ!ケルベロス!ドM! 地獄の『S』ロードへいざゆかん!」
見えないから間違った方向へ行こうとした、中年奴隷の尻をワタシはムチでパチーンと叩き、
「ちがう! もうちょい左!」
「ぼっ! あっひゅ(^ω^)」
中年奴隷は正しい方向に転換。
赤鬼青鬼白鬼はニコニコと、キラキラオーラをまとい3人で手を繋ぎながら地獄の扉を越えた。
ワタシはユラユラと飛ぶ、四つん這いの中年奴隷の背に足を組み座って、地獄の扉を越えた。
地獄は赤色の空に、岩々が並ぶ壮大な景色…
「どっちへ行けばいいのかね?」
すると、赤のタキシードのセントが、
「ユキノ様☆ まずは血の池地獄だよ☆」
「血の池地獄? どっち?」
赤鬼はある方向を指さし、
「あっち☆ 血の池地獄のラーメンは美味いよ☆ ごちそうする☆」
「地獄にもラーメンがあるんだ?」
「血の池地獄に向かう前に説明しとくね☆ 地獄クーデターの首謀者の名はイブ☆ アダムとイブのイブだよ☆」
「アダムとイブのイブか~」
「イブは最強だから気をつけてね☆ 閻魔大王もユキノ様が来る少し前に、天界から助っ人に天界最強オーディンと
「助っ人来るまで待てないの?」
「イブは地獄の最深部でバベルの塔って言う☆ 天までとどく塔を地獄の住人に作らせている☆ 上空にあるエデンの園に繋げるために、だから待ってる余裕が無いのさ☆ ちなみに、この世界の構造は…
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エデンの園
ⅠⅠ 天界
ⅠⅠ
ⅠⅠ 天国
ⅠⅠ
バベルの塔 地 獄 👩🐖 現在地👦👦👦✨
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「なるほどね」
「イブやアダムからチカラを貰った☆ 歴史的凶悪者や悪魔達が☆ バベルに塔までの道中☆ きっと邪魔してくるよ☆」
赤鬼セントは後ろで、青鬼ショウと白鬼リュウトがキスしているのに気付き、
「ちょっと待て!☆ オレも混ぜろ!☆」
笑顔で青鬼と白鬼に飛びついた。
それを横目に、
「しっかし、アダムとイブか~ 実在していたのね~」
さて行くかと思った時、大事な事を思い出し… 中年奴隷の尻を叩き、
「ちょっと戻って」
「ぼっ ('ω')」
天国地獄の裁判所に戻り、閻魔大王の前に行き、
「ユキノ? なんじゃ? はやく行かんかい?」
「タバコと火ある?」
「タバコだと? 仕方のない奴だな…」
閻魔大王は、近くの鬼を見つめ、
「…アレを渡せ」
「…は!」
鬼は、黒のドクロが彫られた黒色のキセルをワタシの前に差し出してきた。
「キセル?」
閻魔大王はユキノを見下ろしながら、
「死神のキセルと呼ばれる。火もいらない無限キセル、キセルから出る煙はドクロ」
ワタシは手に取り、それを吹かすと、ふわふわ~っとドクロの煙が、
「うわ、おもしろい」
すると、ドクロの煙がワタシを見て!
💀{ おもしろくもないわ! ビラビラマ●コのくされビッチが!! なめっ…
ワタシに話しかけたが、すぐ消えた!
「なにこれ!? 煙のドクロが話した!」
閻魔大王は困った顔で、
「何かをそのキセルの中に封印しているのだ…」
ワタシはもう一口吸い、
💀{ 俺の●●●でもしゃぶっ…
「味は悪くない… さあ…」
宙に浮く四つん這いの中年奴隷の尻をムチで強くパ――ンと叩き、
「いくよ!」
「あっっ…ぁ‥ぼっ(^ω^)」
再び地獄の門を越えた。
すると、
赤青白の脱ぎ捨てられたタキシードが見える…
その近くで、赤鬼・青鬼・白鬼の3体が全裸になり…
ワタシは死神のキセルを吹かしながら、全裸の3体にムチを討ち、
BL《サンピー》行為を止めさせた。
「ぼっ…(^ω^)」
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