禁断とＳＭ嬢 🚘地獄のＳロード🚘

3話 ケルべロス

　ワタシの居ない間に、無断で合体（サンピー）をしようとした赤青白のタキシード３人（ケルベロス）に裸のままで正座をさせた。

　目隠し、サルグツワ、リード付き首輪姿の、四つん這いの中年奴隷に足を組んで座るワタシは、黒光りするニーハイブーツを赤青白の鬼に突き出し、

「セント、ショウ、リュウト、反省の証としてワタシのブーツを丁寧に舐めろ…」

　イケメン３人はお互いの顔を見合い、覚悟を決めた様に１人ずつワタシのブーツを、舌を出し1丁寧に舐めた。　ワタシは「ふ～」と死神のキセル大きく吹かした。

「まるでバター犬ね…まあ元々、犬（ケルベロス）だしね…」

💀｛ 死ね！　死ね！　クソ売女（ばいた）が！　どすぐっ…

　なんとなく、四つん這いの中年奴隷の尻（けつ）にパチーンっとムチを強く討った。

「あっっづ…（＾ω＾）おっぼっ↗《パッキパッキ》」

　ワタシは座ったまま、

　１番可愛い顔をしている白鬼リュウトの背中を強くパチ――ンとムチで打（ぶ）った。

「うっぐっ…痛い…」

　リュウトは背中はもう紫色…血も出てる…　フフ

　ワタシはリュウトを前蹴りし、

「このさかった変態犬（ごみ）１匹は閻魔の裁判所に置いていく…そうすれば３体合体ケルベロスできないからね」

　リュウトは涙を浮かべ、

「そんな！　ユキノ様！」

　歯向かったのに、イラついたのでリュウトの背中にもう一発！　追撃のムチ！

パ―――ン！　　

　　　パ――ン！

　パ――――――ン！　

「おまえ？　ＢＬ《ホモ》犬のクセに、なに口ごたえしてんだよ？　おい…顔を上げろ…」

　うつ伏せで倒れた白鬼リュウトは虚ろな目でワタシを見上げてきた。

「うっ…酷いよ…ユキノ様…まるで鬼だよ…」

　まだ口答えするバカに、カチンと来た！

「まだ分かんねえのかよ！　ドくされ変態（ケルベロス）が！！」

　トドメのムチ！！

『Ｓ』uper

『Ｍ』agnum　　　　　

（Ｓ難度★★★★★）

　を！！

　ガチァンーーー！！！

　…を放ったけど、

　イスの中年奴隷が動いたので外れちゃった…

　しかし、『Ｓ』パワー…

　凄いチカラだわ…　遠くまで地面に亀裂が…

　当たったらリュウトは死んでたわね…

　あ、そうか？　コイツ(中年奴隷）、リュウトを殺さないために動いた？

　つい殺しちゃうところだった。

　ワタシは、中年奴隷の顔を見下ろすと…

「ぼ～～！　ぼ～～！(´;ω;`)」

　目隠しの下から涙がこぼれ、サルグツワの隙間からヨダレがしたたり落ちていた…

　そっか…　リュウトがうらやまし過ぎて…ヤキモチ焼いたのか？

　ワタシは中年奴隷の薄い髪の毛をブッチブッチと摑み、

「おい？　後で、たっぷりお前にも喰らわしてやるからな？」

「ぼっ♪　(´ω`)」

「ん？」

　リュウトを見ると…　その体の上には、赤鬼セントと青鬼ショウが覆いかぶさっていた。

　コイツラ…　馬鹿リュウトの身代わりになる気だったんだ？

　ワタシは赤青白の鬼に笑みを浮かべながら、

「ＢＬ《ホモ》も捨てたもんじゃないわね…フッ、行くよ」

　四つん這い中年奴隷の背に乗るワタシは、足を組み直すと、四つん這いはフワっと宙に浮く。

「イブを倒すまで３Ｐ合体（ケルベロス）は禁止な？」

　赤鬼セントと青鬼ショウは…

　傷ついた白鬼リュウトの両肩を組み、立ち上がらせ、

「はいユキノ様…」

　セントとショウの眼は屈服してたけど…

　リュウトだけ、眼に憎悪があった…

　フフ…　いい眼してんな…？　壊しがいがあるよ…

　ケルベロスが、それぞれの色のタキシードを着直すと、ワタシは四つん這いの中年奴隷の尻にムチをパ――――ン！と討ち、

「ぼるっぼょ！（＾ω＾）」

　最初の目的地の、血の池地獄へ向かった。

　フワフワ飛び進む、四つん這いの背中で死神のキセルを「ふ～～」と大きく吹かした。

　さて、血の池地獄…　楽しみね…

💀｛ よごれ淫乱メス豚～！　血の池地獄が！　お前の死にばっ…