第3話:一瞬の憧れ
―1―
街は壊れ果て、戦闘機が飛び交うが敵の設置した地対空ミサイルに撃墜され、でかく形容できない怪物が灯夜の立っている地上に混沌を作っていた。止めなければならないが、損耗が激しく味方も数少ない。それでも立ち向かう必要があった。
どうすればいいのか考えている矢先に怪物が真正面から向かって飛んできた。灯夜はそれを回避した。周囲では味方の兵士の放つ銃弾や上空からの機銃掃射の雑音が避けた直後の考える余裕ををなくしていた。
こんなのは無謀だ。灯夜はメンタルのタフネスに自信は無いが並の人間は殺されそうな状況で冷静さを持てるわけがなかった。そのような恐れを抱くほどに灯夜は心身共に限界を迎え始めていた。攻撃の被弾により自身のストレスを増し、無線に飛び交う怒号は更に泣きたい気持ちを構築していた。限界だった
なんで俺は昔、こんなことを引き受けてしまったんだろう。もう帰りたい。早く休みたい。自分の選択を後悔し、過去に戻りたい気分だった。涙が出ていた。涙を瞬きで落とそうとした瞬間、ビルが正面に来ていた。
三途の川は死人へは動かない。だが、死人自身はそこへ渡ることは出来る。
―2―
「うあああ!」
自分の置かれていた状況とは矛盾するように仰向けになっていた。シャツは汗でまみれ、起きたばかりのせいなのか悪夢のせいなのかわからない涙が目に張っていた。
「なんて夢だ……」
涙と汗を拭いながら考えていた。もし、昨日引き受けていたらさっき見た夢と同じ状況になっていた可能性があったかも。なら、引き受けなくて正解じゃないかという答えに辿りつきつつあった。
だが、あの時は苛つきからあのような態度を取ってしまったことを悪夢と恐怖とは反して後悔していた。
起きよう。身支度を整え、安いビジネスホテルから出た。自宅ではないのでどこかいつもと違う気分で外へ出た。いつもと違う、などと思って履いても自宅に居るときはどうだったのかを灯夜は覚えていない。
―3―
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昨日は20時くらいまで残って事務作業や任務の事後報告の資料作りに追われ、睡眠を必ず取る夜中の1時まで自主訓練をしていたこの体が眠気と低気圧の頭痛に悩まされている。俺はあのやる気のないド阿呆についてそのパパさんに聞きたいことがある。
あのド阿呆、井崎灯夜とかいう恵まれた素質を持ちながらいい年して反抗期とはどういうことだ。
正直、あれのせいでストレスが昨日はみっともなく苛つき表情で出してしまった。待て待て、平常心。その時はその時、今日は冷静かつ余裕があるように。と思った矢先にだ、井崎風沙博士が視界に入った。
「井崎博士、息子さんの件について聞きたいことが」
「あぁ、『ブリッツ』をやらせるかどうかだろ。私に任せてくれないか。次はうまくいくと思っている」
まるでその質問が来ることを予知してたかのように瞬時に答えてきた。それもそのはず。俺と井崎博士は昨日の件で初めて会ったんだからこのことでしか用がないと思うさ。
俺はタスクフォース∞のオペレーターだが、同時に新しい『ヒーロー』の監視係を任されていた。その為、今回の新しい『ブリッツ』の計画と開発の主任でもある井崎博士と出会う機会ができ、今この場で予想が容易い質問を投げかけ、そして瞬時に返された。
「……なるほど。で、私は何をすればいいんでしょうか」
ただ仕事が欲しかったわけではない。と表面的に思っていたが結果的にも無自覚にもただ仕事が欲しいだけに見えるだろうな。
「別に。全部私で出来ることだ。君の仕事はあいつの監視だ」
「僕は監視係ではなくてアドバイザーです。あとオペレーターでそれと……」
まるで自分の能力を誇示するかのような答え方だった。事情を知らない者からしたら聞かれてもないのに自慢か欠点を隠すように見えるかも。それを証明するように墓穴を掘っているじゃないか。まったく、馬鹿と言われたらその通りだ。
「新崎君、別に君の生い立ちや役職は関係ない。ただ、私一人で十分だし一人でやりたいだけなんだ。考えもある」
「ははっ!俺が、俺がコンプレックスを感じているから仕事をくれと言ってるとお思いですか?いーや、ただ自分のしたいことをしたいだけですよ。周りがそう言ってたり思ってるからって決めつけないでいただきたいですね……すいませんついムキに」
「いや、気持ちは理解出来るよ。新崎工業では君への意見をよく聞くことが多いからね。でも、これとは話が別なんだ」
これは素直な謝罪ということは理解できた。俺は自分の馬鹿さ加減を改めて把握し返し刀のよう謝罪をする。俺は馬鹿だなぁ。そういう乱暴に言葉でしか表現出来ないなんて。だから周りが七光って今どき言うんだぜ。
「じゃあ、失礼しました」
それを忘れるように耳に俺を落ち着かせる好みな音楽を聴くためのイヤホンをかけようとしたがそれを遮る一言が聞こえた。
「彼と話してみたいのか?」
身体を振り返って俺は肯定した。何故彼と話したいのか、もし井崎灯夜がヒーローとなる可能性があるのなら俺と共に新しい時代をより良くできるかもしれないからだ。要は、良き同僚として知り合いたいだけ。
「ありがとうございます。少しでも良い方向へ迎えられるように善処して見せます」
「あぁ、あとそれから君に一つ教えておきたいことが」
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―4―
メニューはそれなりに充実し量もそれなり。しかし値段はそこらのファミレスより高いという珍しくもない一般的なカフェ。そこでちょうどいい時間に昼食を済ませていた。なぜ、ここでは約束があった。電話で昨日知り合ったばかりの青年と会う約束を今日突然取らされたのだ。
そこでホットドッグを頬張りながらテレビを見ていた特に他愛もない昼間のワイドショー。それを目的もなくただ眺めていた。そんな時、輝馬が言っていたこと、意味は後から付くという言葉を思い出していた。
「こんなくだらんのを見ることに、意味は付かないよな、流石に」
「かもしれないですね。少なくとも斜にかまえて下らないなんて言ってるうちは」
予定調和かのように向かいの椅子に座ってきた男が着席すると同時に話しかけた。新崎輝馬だ。なぜ彼は自分を呼んだのか。どうして突っかかるような言葉を聞くか、理由を聞かなかったのは話を長引かせたくなかったから。
「面倒に思っているだろうけど、誤解しないで。ただあなたと話してみたかっただけですよ。前は時間を取れなかったですし」
「俺を不要と思っているかと。昨日はイラついているように見えていたので」
苛つきからでる溜息を吐きたかったがこらえてスムーズに輝馬は予想通りの質問へ返答をするが予定変更。手元に差し出された水を口にした後、輝馬が言う。昨日言うべきだったことをやはり今言うべきだ。そう頭を切り替える。
「昨日はね、あなたの言動に苛ついてしまったんですよ。まず、それの謝罪をしたいんですがよろしいですか?」
どこか変だ。謝罪のためにこの島を出ようとしている自分を呼んでも意味があるのか。よほど義理堅いのでもなければもう会いそうにない人間に対して律儀に対応するのはおかしい。何が本当の目的なのか。どうせ二度と会うことはないだろうし失礼であろうと直球の返答をした。
「あなた、怪しいとは思えないけど一応聞くけど、なにか企んでます?」
「単純にあなたにはヒーローをやってほしいと思っているんですよ。昨日言ったほら。世界はあなたを必要としている」
ありえない。そんな言葉初対面の人間に軽々しく言うもんじゃない。それだけに上っ面だけの言葉の重さはペラペラに軽い。
「必要としてくれる……大したもんですし嬉しく思うべきでしょうけど俺は期待に応えられませんよ」
「あーもー……なんでそう気取って」
自分は見下ろす立場で何もかも馬鹿げてる。輝馬は灯夜の性格に作りものっぽさが見えたのだ。本当の自分を見せないようにしているかのような態度は甚だしく苛立たせてくる。
「……気取ってる理由はなにもかも作り物としか思えない記憶ですよ。なんか本当の自分がそこに居ないし居たとしてもろくでもないか。数少ない身にしみてる記憶は親父がろくでなしで俺を捨てたことと生活の中でどうするべきかの方法くらい」
「はぁん?面白い、それがその性格とどう繋がっているんです?」
「俺に変に気取ったところがあるのは……さぁ、特に考えていないですね。強いて言うなら、こうしたほうが本当の自分を見ないで済むんじゃないかなって理由ですかね」
「本心じゃないと」
「後に悔むことが怖いんですよ。何が起きるのかがわからないしさっき言った自分を見るのが怖い。それが昨日反発した理由の一つで」
なるほどね。気持ちはわからなくもなかった。何が起きるかわからない怖さは痛いほど思い知ったことは人生でいくつもあったしろくでもないこともいっぱいあった。選択によって救えた命も救えなかった命もあったことが輝馬の記憶にあるから。なんならそんなこと他の人にもある。だからなんだとしか思えないしょうもない理由で察し通りのクソ野郎だ、灯夜を理解できた輝馬はなお彼を説得しようとする。
「なぁ、灯夜さん。僕たちタスクフォース∞(インフィニット)は確かに最強の部隊だ。救助にも秀でてる。でも、正しいと思える選択でも全部を救うことはできない。たとえ最善を尽くしてもね。あー……だから何が言いたいかって言うと、そんな怖さも結果も珍しくもねえし選択を恐れていたら何も出来ないし、後悔をしたならその時の反省を活かせばいいんじゃないかなってこと。そうすれば、もっとより良い選択肢が出来るかも知れないですし」
どこかピンときた灯夜。
「親父が言いそうなこと?」
「ん、まぁ教わった事ですよ。受け売り」
談話をしていたら出された直後より熱さが抜けてぬるくなったホットドッグをかじっていた。食べ終わりそうなその時、皿の上にはもうミニトマトしかなかったその時にテレビから慌ただしい声が鳴り響いた。
≪速報です。九尾徒市の…銀行で強盗が発生しその実行犯が九尾徒市街を車で逃亡している模様です。犯行グループは武装しているので、見かけたらくれぐれも近づかず、速やかにその場から逃げてください。えー、今から映像を中継します≫
長い説明がその場の動揺を作った。灯夜と輝馬も少なくとも動揺したが、皿に残ったミニトマトを食べるくらいの余裕は残っていた。それ程には実感が湧いていなかったのか、なんにせよ何が起ころうと不思議とは思わないだけなのか。
≪あ、ご覧ください、ブリッツマンです!ブリッツマンをこのヘリから確認しました≫
その瞬間、灯夜はテレビに目を移せるように首をテレビに向けた。
「かっこいいでしょ?」
―5―
「あとどれくらいで接敵する」
≪接敵まで200。敵の装備はライフル銃とグレネードを確認。使用可能の攻撃はエナジー系の攻撃のみとお達しです。それと死者は出さないように。マスコミがヘリで中継してるようで≫
エナジー系なら人は傷つかない。ブラストならよほど鍛えてなければ気絶してくれるだろうし、ブレードで斬り刻んだり心臓を突き刺そうとしない限りは死ぬことは避けられる。面倒なことを言うなぁとブリッツマンというお誂え向きの道化の中身はヘルメットの中でつぶやく。
人間で言うところのたくましさを感じられるマッシブなボディ、濃い黄色がメインの塗装でシンプルな塗装パターン、青い線が張っているブリッツマンの全身。そのような派手なカラーリングとは別に腕や胴体の局所を守る装甲は灰色だった。
「了解。間もなく接敵だ。加速する!」
直後、足の底部と脛とふくらはぎにあるブースターから更に大きい光の塊がアフターバーナーの炎のように逞しい光を描いていた。これはエナジーブーストという。
車は三台。中心の車を守るように残りの二台が挟んでいた。その車らの窓から銃を自分たちが脅威と見せかけるように構えた輩が出てきた。言うなら箱乗りの状態だ。窓からこっちをサブマシンガンで狙うバイクのフルフェイスヘルメットを被った者をブリッツマンは睨みつけた
フルフェイスヘルメットの敵は発砲を始めた。数撃てば驚かせるフルオート。だが、ブリッツマンには効いていない。それかただ外れただけか。そこから確認する術はないが少なくともブリッツマンには何が当たったかという感覚はなかった。
それに反して銃弾が数発着弾した報告がブリッツマンのバイザースクリーンに出てきた。飛行や戦闘の邪魔にはならない。これはエナジーフィールドというブリッツマンを保護しているエネルギーの膜が被弾したということだ。
ブリッツマンは最初の発砲をした車のバンパーに着地した。そのまま、車のエンジンルームであろう前部をエナジーショットで数発撃ち貫いた。車は足を切られた人間が転ぶかのように急停止。彼は中心に居る車へ飛び移った。
飛び移りバンパーへ着地しようとするその数秒前、守られている車からショットガンが連射されたが狙われたと気づいた時すでに自らの脚力を使ってバンパーから空中へと飛び移っている。散弾はブリッツマンから外れ、前方の味方の車のトランクに命中し。車の走行に支障はない。それを確認しながら敵の車の直上のルーフで四つん這いに伏せている。
「車の中の中心部には誰も座ってないよな?」
直後にブリッツマンの片手からは瞬間的に加速の為のエネルギー波が発射されていた。目的地は車両前部。右手にはエネルギーの波動が刃物の形を帯びている。
刃物の形を帯びたエネルギーはは明確に刃物のように刃先を持ち、そこから今ブリッツマン自身が乗っている車をバンパーから真っ二つに切り裂く。割れた車は動力を失って等速直線運動が行われており、ブレーキをかけようとしても機能せず止まらない状態でガードレールへ衝突。
ブリッツマンは車がその真っ二つの状態になる前に降りようとしスーツの飛行機能を使い飛んでいき、スピードを落として姿勢を安定させて着地する。
犯行グループの車は残り一台。先程まで走っていた2つは走行不能にされ、一つはエンジンルームを破壊され、もう一つはケーキ入刀のようにされ2つに分けられてしまった。
「さぁ、これで終いかな。意外と早く済みそうだが……!」
さっきまでのカーチェイスで車が3台が平行に走行している状況ならば追う必要はあったがのこり一台なら自分の出る幕は無く、実際車の前方には既にストラックチームが待ち伏せしていた。
≪ストラックチーム1-1、ターゲット車両を確認。これより射撃を行う≫
射撃は車両のタイヤのみに集中していた。そうすればパンクによるスリップによって車は目的地への進行が止まるからだ。
スリップ発生。車の中はミキサーのように中身が混ざっていた。
「おつかれ……っと、そろそろ行かないとこりゃ遅刻だ。はぁ、今更になって気乗りしないなんてな」
そう言葉を残し、ブリッツマンは飛び去った。あとはストラックチームの仕事だからだ。
―6―
「凄い……あんなの見たことない」
灯夜は呟く。まるで現実以外で描かれるフィクションの映像や絵にしか見えなかったからだ。携帯電話のバイブレーションがテーブルに響いていた。それには気づいたが、いつもより時間がかかってしまった。圧倒の余韻が抜けずにいたからだ。
「もしもし」
灯夜は慌て気味に応えた。
≪灯夜、時間が空いているなら来てくれるか?≫
「……どこに?」
≪私の務めている研究所だ≫
映像を見た直後にあのヒーローを作ったであろう張本人から電話がかかった。少なくとも、灯夜はヒーローへの興味が出てきたことは確かだ。
あのとんでもないヒーローのようになるというのは困難かつ碌でもない災難に遭うことは灯夜は察している。理解していても彼らのようになりたいと思える自分を無視できなかった。条件反射のように、子供がテレビで活躍する人物に憧れるような心境も含まれている。
「ということなので……」
「えぇ、いってらっしゃい」
灯夜が店を出た後、輝馬は誇らしげにニヤついた。
「どんなもんだい。これがうちのタスクフォース∞だ。あとは博士に任せよう」
―7―
車の中ではエンジンが動いていることが落ち着くには不快な振動と音で伝わってくる。ワゴンの中は人の臭いより銃火器の持つ鉄と火薬の臭いで満ちていた。
「リーダー、準備は出来てます?」
若年層の男性がリーダーに話をかけた。リーダーもその男性とは素性や性格、顔と体格が違うだけであとはだいたい同じようなものだ。
「あぁ、だいたいは整っているよ。もう少しで到着だからまぁ、気は緩まないように」
「そうだ、落ち着いていけよ。自分の足を撃たないようにな」
若年層が多いワゴン車の中でただ浮いており肌が天然に出来た茶色で焼けているわけではない。その男性がうんざりしたような口調で皮肉を飛ばす。注意でもなく彼らの練度の低さに対しての嫌味だ。どのような状況でも対応できそうなガッチリとした肉体と年相応の声の低さ、背丈など見た目からもわかるように彼はこの中で最高齢のメンバーだ。そして唯一の外国籍のメンバーだ。
外見以外で浮くのも無理はない、人生経験と銃を持った経験が薄いメンバーが多い中、彼は銃を使う実戦の経験の多い数少ない人員だ。
「グラント、俺をおちょくるのはいいがメンバーにちょっかいは出すな。するにしても度を弁えて、アドバイザーらしく助言だけに徹してろ。少なくとも雰囲気は変わらずに済む」
メンバーを雑魚と一括にされたような言動で彼、『弥田 加賀魅』は苛ついていた。同じ志を持つ者を馬鹿にされれば苛つくのは無理はない。
言葉通りの思惑は脳に伝わったが、特に気にすることもなく頭の中の鼻で笑うことで一蹴した。直後に「わかったよ」の一言を口にした。
ワゴン車はこの時にも目的地との距離を近づけつつあった。隣合ったり後ろを付いている外装が同じようなワゴン車も偶然というには出来すぎているくらいにそのワゴン車と同じ目的地を目指していた。空からもだ。
「そういえば、先に行ってるはずの『先生』はどうした?」
グラントが言う。先生と呼ばれるのは学校の教師か弁護士か昔ながらの時代劇での用心棒くらいだろう。空からは『先生』が目的地へ向かっていた。
「彼は大丈夫だ。ただ……色々あって遅れるとよ」
「んまぁ、あそこの研究所の警備など取るに足らんだろう。……まさかまだ仕事中じゃないよな?」
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