【おまけ】バレンタインデー後日談

「そういえば、あのチョコ・・・・めっちゃ酸っぱかったけど、なに入ってたの?」

シオンは恐る恐るありさに聞いてみた。

するとありさはケロッとした顔で答えた。

「え?何って・・・レモン、オレンジ、グレープフルーツなどのフルーツがたくさん。」

その言葉を聞いたシオンは頭を抱えて考えた。


いや・・・絶対レモン一択だけでしょ・・・あれは紛れもなくレモン一択しか入ってない・・・。


シオンはそう思ったが、口に出すとありさが怒りそうだったので、言うのをやめた。

「ふーん。そうなんだ。」

シオンはそれだけ言うと部屋に戻っていった。

ありさはそんなシオンを見て「変なの」とつぶやいて、本を読み始めたのでした。



部屋に戻ったシオンはありさからもらったチョコを眺めて一言。

「さて・・・これどうすっかな・・・。」

あまりの酸っぱさに食べれたもんじゃない。

捨てるにはもったいないし・・・いや~・・・困った。


アレンジして食べようかとも思ったが、酸っぱさが勝ってアレンジ作戦は失敗。

誰かに食べさせるのは俺が嫌だし・・・。

食べないで保管しようかな・・・。

シオンは頭を抱えてありさからもらったチョコをどうしようか悩んでいるのでした。


結局、良いアレンジが思いつかなくて、そのまま気合いで完食して体調を崩したのはここだけの内緒だ。

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