第7話 まぼろしの痛み

 いてえ!

 俺は夢の中で筋肉痛に悲鳴を上げていた。


 またこの夢か。

 と、夢だとわかってしまってからも痛いものは痛いのだ。

 幻肢痛という現象があるが、それに似ているかもしれない。


 だが目が覚めてみると、痛みが一瞬で消し飛んでしまった。

 謎である。


 なお、夢の中での俺はひぃひぃ言いながら運動系部活動に精を出していた。

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