第3話 胸を張れる仕事

※この連載は著者が見た夢の内容を覚えている範囲で書き綴っていくものです。

※なお、夢のため合理性や論理性は保証しかねます。



 自慢じゃないが、おれはすごい仕事をしていると思う。


 地上60階建てのビルにオフィスがあり、厳重なセキュリティで守られているなかが、おれの仕事場だ。


 仕事内容?

 そんなもん覚えてねえよ。

 とにかくでけえビルの、広いフロアの、高層階がオフィスなんだ。

 えらい仕事に違いない。


 だが、エレベーターで事故が発生した。

 みなが自分が先にと非常階段に殺到する。

 まだ動いているエレベーターで階下を目指そうとする人もいる。


 普段から偉ぶっている人でも、命の危機に瀕したら、滑稽な姿をさらすものだ。

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