第10話 今度はみんなで一緒に・・・(4)

金曜日の放課後、

簡単な生徒会活動の後にキャンプ組は一度家に戻って、

その後、ショッピングセンターへ集合となった、


土曜のキャンプには会長や五十鈴さんも誘ったけど、急な事だったので

会長は男子とツーリングだけで、五十鈴さんも用事が有って

不参加になった。


私は一旦、帰って家でお兄ちゃんと合流して、車でショッピングセンターへ

行く事になった、途中でミキミキの家にも車で寄って拾って、その後、

春日君たちと現地集合だ、


「さて、行くか、」


と兄の運転で家のセカンドカーのスズキ ワゴンR 4WDで


最新モデル(https://www.suzuki.co.jp/car/wagonr/)


ショッピングセンターへ向かう、途中でミキミキを拾う。

ミキミキの今日のスタイルはショートパンツにアーガイル柄ニーソに

ネルシャツにセーターとジャンバーという格好だった、





今日は私もミニ丈のデニムスカートにショートソックス、カジュアルな

ハイネックセーターに前に着ていたダウンジャケットと言う格好なので

同じ様な感じかな、ミニ丈だけど制服も短いから、問題無いよね。





「おっ、アズアズ攻めてるね、ミニとは」


「もうミキミキ、私だって普通にミニ履くから!攻めて無いよ、

それに、いつも足だしでショーパンのアズアズには言われたく無い!」


「俺も珍しいなーと思ったんだよね、いつもこの時期の私服はロングスカート

とかパンツ系ばっかりなのにな」


「もう!お兄ちゃんも何言ってるの!」


「恋する乙女は変わるのですよ、アズアズは今、心は春だから・・・」


とミキミキ、誤解だよ~ミニ辞めればよかった。


「やっぱり、あのバイクの兄ちゃんに気が有るのか梓紗、」


「その辺、どうなのアズアズ、春日君との関係は私も気になる~」


「だから、何でも無いって!」 


「ほう、春日君とゆうのか!」


という感じでお兄ちゃんとミキミキにいじられながらショッピングセンターへ向かう、

本当に違うんだから。


ショッピングセンターに着くと、バイクの駐車コーナーの所に

春日君と相沢君がホット缶コーヒー飲みながら待っていた、


近くの駐車場に車を止めてから、


「もしかして、待った、」と声を置掛ける、


「いや、俺も相沢も少し前に来たところだ」


兄が春日君に声を掛ける、


「先日は妹がご迷惑をかけたようで、兄の梓川 巧だ

宜しく」と挨拶をする。


「いえ、突然誘ってすいませんでした、春日てっいいます、今日、

明日と宜しくお願いします、」


と春日君


「春日の友人の相沢と言います、同じく宜しくです」


と相沢君も挨拶する。


「ねえねえ、その後ろに有るのが春日君達のバイク、大きいね、」


春日君達のバイクを見るのは初めてのミキミキが声を掛ける、

まあ、私も相沢君のバイクを見るのは初めてだけど、


「同じバイクなのに形が違うのね、」


とミキミキ、確かに随分ちがう様な気がする。


「俺のはネイキッドで春日のはデュアルパーパスだからな、」


と相沢君、


「ネイキッド?デュアル何とか?なにそれ!」


とミキミキが質問する。


「バイクの種類の事だ、それぞれにロマンがあるんだ、

女には理解出来ない事さ!」


「また、女性蔑視!春日君教えて!」


とミキミキが春日君に振る。


「まあ、説明し辛いんだけど、車で例えると春日のが、

オープンライトウエイトスポーツカーで俺のがSUV車みたいな物だな

つまり春日のは舗装路のコーナーなどを早く流すのに快適で長距離もこなすタイプ、

俺のは舗装路もある程度快適で長距離も走れるけど、

あまりコーナーなどで高速走行向きではない、でも

いざと言う時は悪路も走れるという感じなんだ」


「つまり、春日くんのが万能型で相沢君のが早くて普通の道路向き

なんだね、」


とミキミキ、


「ほう、バイクにも色々有るんだね、僕なんかオンロードモデルと

オフロードモデルの違い位しか知らないよ」


とお兄ちゃんも話に加わる。


「梓川のお兄さん、それも正しいんですよ、その二つをメインに

細分化したんですから」


「巧でいいよ、兄妹だとややこしいから、」


「では、巧さんで、」



「で三木谷、そうゆう事だな、細かいバイクの種類はもっと有るけど

基本俺たちのバイクはそんな感じ」



「そうなんだ、春日君は誰かさんと比べるとちゃんと説明してくれるから

いいね」


「うるせい!」


と相沢君


「確かに、相沢君のバイクは速そうだもんね、何か黒いし」

たしかに春日君のバイクと比べると少し小さめで、車高が低くて速そう、あと黒い。


「お、梓川は解ってるね、そう早いのさ、」


相沢君のバイク資料リンク先(https://www.honda.co.jp/Rebel250/)


「だが、排気量は俺の方が上だから、安心して乗れるぞ

疲れないし、」


と春日君


「ふっ、解って無いねぇ~、大排気量だとシフトチェンジ回数は減るが、

その分、コントロールする楽しさはへるんだぜ、オートマチック車じゃあるまいし」


「ふっ、俺は相沢ほど、バイク好きじゃないし、ツーリングやキャンプの足で有れば

いいのさ」



何か二人ともバイクに拘り有るみたい。


そうしてると、お兄ちゃんが


「僕も興味はあるが、バイク談義は後にして今日はキャンプ道具とその用意を

しようよ、」


「さすが、巧さん大人の余裕だね、」


とミキミキ、


そうして、まずはキャンプ道具を見にアウトドアショップへ向かう事になった、



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