第8話 今度はみんなで一緒に・・・(2)
一様、あれから私、ミキミキ、春日君、相沢君と相談して、
今度の週末キャンプの場所が決まった、夜景が綺麗で天文台が有る
景観の良い場所になった、すでに春日君が予約も入れてくれたらしくて
後は金曜の放課後に足りない道具をそろえて、キャンプするだけになった
今度はお兄ちゃんが同伴なのでキャンプ泊でも問題無い、
お兄ちゃん同伴なのは、チョット落ち着かないけど、こないだの誤解を解くには
いいチャンスなのかも、
ミキミキも私と私の兄が同伴ならキャンプ泊で問題無いらしい、
まあ昔から家族ぐるみ付き合いだったし、だから大丈夫なんだろうね、
助かった。
そんな感じで、またキャンプご飯が食べれるんだと思って、ネットレシピとか
キャンプご飯のレシピ本などを買って研究している日々を送っていたら
クラスで問題が起きた、
担任の草壁先生が、困った問題を持って来てしまった、
「と言うわけで、このクラスから生徒会役員を出す事になった」
どうやら、うちのクラスは学校行事に関する活動を殆どしなかった事が
槍玉に上がり、各クラスの先生方でも問題に成ったらしい。
えー、とクラス中から反感の声が上がる、それはそうだ
ほとんど学校の指示通りに動く様な生徒会に関心の有る、
生徒なんか居ないので、当然に立候補など出る訳が無く
クラスは紛糾した、
しかし、突然、
「取り合えず、梓川さんが候補で良いと思います!」
えっ、何で私、
先日、化学準備室の掃除を押し付けた、グループのリーダー格の
川原さんが推薦してきた、
「梓川さん、クラブも委員会活動もしてないし、適任だと思います!」
更に理由を付けて川原さんが押してくる。
「川原だって、特に委員会活動とか、してないじゃん」
ミキミキが助舟を出してくれる、助かるミキミキ、
「私は、とにかく忙しいのよ!、そうゆう活動以外も忙しいし」
理由にもなってない、理由を川原さんは主張する、でも、クラスでも
女子リーダー格の川原さんに賛同する女子生徒も多く、
ミキミキの支援だけでは苦しい状況になってきた、
「俺もやるよ!」
突然、春日君が立候補した、『春日君また・・・』
「梓川、俺もヤルから、お前も・・・」
春日君の言いたい事は分かる、このまま拒絶しても、私のクラスの
立場は苦しくなる、仕方なく、
「私もやります。」
おずおずと手を挙げる、大人しく立場の弱い私だけど、
春日君が付き合ってくれるなら、と私も立候補した。
「アズアズ・・・、それなら私も生徒会やります」
ミキミキも手を挙げてくれた、ミキミキいつも本当に私助かる・・・
「俺もヤルわ!、春日、俺も付き合うぜ、」
何故か、相沢君も立候補してくれた、
「相沢、わかった、おまえ友達いないもんな!生徒会、付き合え!」
「春日、なんだその酷い追い打ち・・・」
軽くクラスで笑い声が出る、でも、なんだかんであの二人仲いいな・・・
と言う事で、生徒会副会長に相沢君、生徒会書記に私、同じく書記に相沢君
最後に会計にミキミキ。
川原さんは『なんだ、この連中・・・』みたいな目で見ているが、
自分に関わらなく、問題が解決するならどうでも良いみたいな感じで
様子を伺っている。
一様ミキミキは部活あるけど、その編は担任の草壁先生が融通を聞かせる
との事、もっとも、ミキミキの部活の吹奏部は、ゆるふあ活動らしいので
生徒会活動を優先しても問題ないらしい。
しかし、偶然にしても、今度のキャンプメンバー全員が生徒会役員になるなんて
ほんと凄いし、有難い。
取り合えず、4人候補で学校側も納得して、
他のクラスから立候補も出なかったので、一様、形だけの信任投票で
生徒会役員が決まる事となった。
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