うちの子土下座周遊会

「なぜ、更新を止めたのですか?」


「すみません」


「すみませんじゃ、わかりません」


ここはいつかの茶室、こたつがあり、みかんがあり、女の子3人と男の人が1人。


実況、解説はわたくしアイシャ・グランドベルがお送りします。


目の前には、正座で床に頭を擦り付けている男が1人います。


「あなたは、作者という身分でありながら、完結する義務を怠っています。自覚は?」


「あります」


「では、なぜ更新しないのですか?」


「自分に自信が無いからであります」


全く、この男は沢山の読者を抱えながら、次々と新作を出して、読者の反応を楽しんでいる愉快犯です。いや、完結しないのであれば詐欺師にも近い。


「人生のせんぱ〜い。早く睡眠リスニングに戻りたいから、決意表明なんていらないから、さっさと寝ましょう?」


「ほのか、すまん」


「この空間で先輩の曲聴いたって、実際のサイトの再生数にカウントされないじゃないですか。だから早くお悩み解決しようとイヤホン外して話聞いてるのに」


「すんまへん」


「あなたが作者なら、お願いしていいですかー?眠ってて無防備なヒロインを襲わない先輩をなんとかしてくださいっ!」


「善処します」


なかなか動かないお話をたくさん抱えて、ヒロインの鬱憤がたまっているみたいですね。


今日はそんなヒロインたちに作者さんが恨まれつつ、ガス抜きをするつもりでしょうか?

そもそもここにいるのはちゃんと話を聞いてくれそうな3人なんでしょうか?


あ、わたくしだってちゃんと話聞きますよ?


「なんで妹のイラストだけ描いてもらって、わたしのイラストは無いの?」


やぶぁい声が聞こえます。この声は、あの姉妹の姉の方、望美さんです。


「いや、読者の人気あるほうを描いてもらうのはしょうがないだろ?」


「そうかな?作者の気の迷いとかじゃないかな?」


「ソンナコトナイヨー」


「別にいいんだけどね。あなたの中のわたしがどうなってるのか気になっただけなんだけどなー」


「やっぱり描いてもらったほうがいい?」


「もちろん!平等に扱ってよ!!」


「しゃーせんでしたぁ」


「全く。ここでちゃんと言ってよ。全部完結させるって。読者さんのために」


「さくしゃはこんらんしている!」


どうやら、まだまだ忘れられているヒロイン達がいるみたいです。わたくしたちは、まだいいです。少しは認知されてますからね。


「ごめんなさい。モチベが」


「エロリツイートしてにやにやしてる人生の先輩、絶対地下鉄とか乗っちゃダメですよ?」


「何その偏見!にやにやするのはTwitterが楽しいからだ。決して裸のおなごでニヤニヤしてるわけじゃない」


「まあ、これからはイラスト効果で作者さん自身にプレッシャーをかけていく感じで?」


「わたしのヌードでいいからイラスト欲しい!」


「R18は勘弁してください」


あ、どうやらまた眠くなってきたのでここでお開きみたいです。


実は、望美さんの世界が作られる前はわたくしのイラストを頼む話で進んでたのに作者さんが結局頼まなかったし・・・


全く。作者さんの幸せを司るなら、ちゃんとハッピーエンドにしてくださいよ。



ーーーーーー


この話は本編に一切関係がありません。


次回はムンムン男治療室にします(大嘘


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