第5章 第1話完結
久しぶりに遊園地来たなー・・・
珍しく涼太が誘ってくれた。
いつもなら嫌がるのにお揃いのカチューシャつけてくれたし・・・なんでだろう。
なんて考えていると、
《ん》
と言って差し出された涼太の手。
「ふふっどうしたの?」
《さっきから手繋ぎたそうにしてるから》
「っバレてたんだ」
《そりゃ分かるだろ、あんだけ見てりゃ》
「ありがと」
《ん》
今日はお砂糖だね。
何気ない気遣いが今は凄く嬉しい。
《あ!次あれ乗ろうぜ!》
「せっかく浸ってたのに・・・笑」
《良いじゃん、久々なんだから》
「そうだね笑 乗ろ!」
振り返ってみれば、ちゃんとした遊園地に2人で来るのは初めてかもしれない。
塩が多い涼太がこんなに子供っぽくなるなんて知らなかった笑
多分、最近私が落ち込んでたから気分転換しようとしてくれたんだろうな
《ん!結衣、これめっちゃ美味い!》
「えっ私も食べたい!」
《はい》
「ありがと」
と言って受け取ろうとすると、
《違うでしょ》
「ん?」
《あーん》
「っ///」
《はやく》
「パクッ・・・あ、美味しい!」
《だろ》
「珍しいね」
《何が?》
「外でしてくれるの」
《・・・そういう気分だったの》
「あ、照れた笑」
《うるさい》
「ふっありがとね」
《べつにお礼言われることしてねーし》
「そっか笑」
連れてきてくれてありがとう。
ツンデレ彼氏のお砂糖は・・・? 海澤晴菜 @haruna0829
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