第4話 元FPSプロ。自分の力を知る。

「あー、暇だ。」

ルーカスさんに夕食までゆっくりしててって言われたけど、やっぱこれに限っては元の世界の方が便利だね。ソシャゲとか、ユー〇ューブとかこの世界ないから暇つぶしが出来ない。

「あー、暇だなぁ。」

思わず口に出てしまうほど暇だ。そうだ、ステータス確認すんの忘れてたな。

「んじゃ、ステータスオープン」


名前 上沢裕二

ステータス

Lv18

HP212

AT71

DF84

SP260

MP400/400

スキル:銃作成Lv2 韋駄天Lv1 魔導の申し子Lv1 アイテムボックス 魔物使役

称号:魔物狩り


「おぉ!なんか新しいスキルと称号が付いてるな。なになに?」

魔物使役:魔物を使役する、できるスキル。ただし使役できる魔物のランクはスキル所持者の実力、才能に大きく依存する。

「ほほう。使えそうなスキルだ。ブラックサンダーウルフの卵があるからちょうどいい。なんか俺の行動が、見られてスキル追加されてるみたいだな。スキル追加のタイミングが絶妙すぎる‪w」

次は…。

魔物狩り:複数の魔物を狩る。Fランクなら1000匹、Eランクなら100匹、Dランクなら50匹、Cランクなら10匹、Bランクなら5匹、Aランクなら2匹、Sランクなら1匹を倒す。

「お?んじゃあのライオンみたいな魔物はAランクなのね。俺強くね?Lv1の銃作成で作った拳銃でA倒せるって。ARとかSMGとかSRとか使えるようになったらSの魔物も余裕なんだろな。」

(AR=アサルトライフル、SMG=サブマシンガン、SR=スナイパーライフル)

てか、Lv上がってたんだったわ。Lv1の時に作った拳銃使ってたから忘れてたけど、Lv2になってたんだった。何作れるのかな。

「Lv2上がったから効果だけ見てみるか。」

『銃作成Lv2:1MPで1弾作成することが可能。またレーザーポインターをMP10で作成可能。』

まぁ、だよね。そんなに直ぐに他の使えたらぶっ壊れだもんな。

「緊急時に作るより、今作っといた方がいいか。よし、弾30とレーザーポインター1つよろしく。」

『銃作成Lv2を使用、弾30、レーザーポインター1つをアイテムボックスに収納しています。』

おお!状況に応じて手元に作るか、アイテムボックスに送るかを自動で選択してくれるんだ。便利だなこれ。

「よし、レーザーポインターを拳銃に取り付けてっと……。」

ガチャっとドアの開く音が聞こえた。どうやら夕食ができたようで、迎えに来てくれたようだ。

「カミサワ様、夕食のお時間です。」

「ありがとうございます。案内お願いします。」

「はい。こちらでございます。」

ルーカスさんに案内され、俺は幕の前に連れてこられた。

「え?なんで幕あんの?ルーカスさん……?あれ?居ないし。」

そして幕が開いた。

何故か屋敷の執事、メイド、騎士の全ての人間が、俺が立っているところの下にいる。そして逆の入口(俺が入ってきた逆方向の入口)からクラフトさんと、その奥さんと思われる女性、そしてとてもお淑やかなお嬢様が出てきた。可愛い。そして美人だ。公爵ってすげえな。

「え、なんですかこれ。クラフトさんどゆことですかね?」

「ああ、カミサワさんに言ってなかったでしたっけ?これはお礼の食事会ですよ。」

俺、また聞いてないんだけどなぁ。


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