第8話 心霊スポット

それから一ヶ月が過ぎ、私達の関係は相変わらずで何も変わらず付き合い続けていた。


そんなある日、いつものメンバーで出掛ける話があり、出掛けた、その日。



「病……院?」と、悠愼。



そこには、他の男友達が待機していた。



「いや……悪い。こいつらが肝試ししようって言うから」



と、正矢君。



「気節外れの肝試し」と、友達。



「…………」


「マジで?」と、悠愼。


「しかも廃墟の病院だし」と、功太君。



そして、私に目が止まる彼等。



「可愛い~♪ねぇねぇ、俺と廻ろう」

「いやいや、俺っしょ?」


「えっ!?ちょ、ちょっと待っ……その子は俺の彼女だし!」


「何、何?良いじゃん!じゃあ彼女貸して」



そう言うと私を強制的に連れて行き始める。




「ちょ、ちょっと離……」

「良いじゃん!別に」



私は連れて行かれた。



「正矢、アイツらどういうつもりだ?」


と、悠愼。


「そうだよ!悠季連れて行くなんて!」


と、功太君。



「悪い、悪い」と、正矢君。


「それから、どうしてここを選ぶんだ?病院なんて…しかも廃墟だぞ!」


と、悠愼。



「俺に言われても…アイツらが選らんだから」


と、正矢君。



「ごめん…悠愼君。私も止めたんだけど、二人供口説くて……」


と、伊都霞ちゃん。



「だからって……どうしてアイツ……?」


と、悠愼。



「伊都霞……実は悠季…霊に憑かれ易い体質なんだ」


「えっ!?」

「友夏ちゃん…冗談…」と、正矢君。


「本当だよ」と、功太君。




正矢君と伊都霞ちゃんは、私の話を聞いた。



「………………」



「一回、そういう事あると前以上に狙われ易くて、こういう心霊スポットとか足を運ぶ度に何かしらあるから悠季は足を踏み入れるべきじゃねーんだよ」



しばらくして二人と共に私はみんなの元に戻って来た。



「噂だけだったのか?」

「なーんも起きなかったんだけど」


「いや……それは…どうかな?」と、悠愼。


「えっ!?」


「おいおい、冗談きついし!」


「冗談じゃねーよ。俺さぁ~物心ついた時から見えてて……正直に言うと、お前らの背後に憑いて来ているんだよねー…」


「えっ!?」



振り返る二人。


「あー、無理、無理。俺しか見えないから振り返っても無駄だから」

「お…おいっ!何とかしろよ!」

「どうすっかなぁ~」

「お、おいっ!頼むっ!」



悠愼は、軽くお祓いをしてあげ、彼等は去った。



「問題はバカ悠季だ!」

「えっ?ば、バカって酷いよ!」


「一旦軽く祓うけど、それだけじゃ駄目だ!一回、家に来い!お前らはどうする?一緒に来るか?お前らは問題ねーから良いけど後で合流してもいいし」


「俺らも一緒に悠愼の所に行くよ」


「分かった」



私達は、悠愼の所に移動し、私達は出掛ける事にした。





















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