第二部味方キャラ

○セリス

 シグルドが性格的に王道なら、こっちは顔と立場的に王道。

 ソードファイターふたりに囲まれてやっぱり出番の少なくなりがちだが、やっぱりきちんと育てなければいけない。できれば8章闘技場まで……はオーバーだとしても、どうにかして早めにクラスチェンジさせたい。


 でまあ、もう一回言うが立ち位置としてはまったく王道。元々初代の主人公・マルスが祖国からはるか東の辺境国家へ亡命したような人間であり、彼もまたほとんど同じである。そして性格はと言うと、やっぱり王道。決してシグルドほど強くなく(シグルドが強かったかどうかはさておく)、あくまでも等身大の少年である。

 ……あれ?第6章開始時、推定19歳ぐらいじゃないのか? 


○スカサハ

 ラクチェに比べ、どうしても地味。フォーレスト<ソードマスターと言うのもあるが、普通にやると勇者の剣のラクチェとその他大勢の特殊剣のスカサハとなりやすい。よく言えば万能、悪く言えば器用貧乏感の強い彼には、ナイトリングが必要なのかもしれない。

 またそれ以上に痛いのは、これといったイベントがない事だろう。なぜかフィーやティニーとくっついていたけど、まあそれも、だから……と言う気分にしかならないのも……。


○ラクチェ

 顔も戦いぶりも性格もアイラそっくり。としか言いようがない。そこに父親の力と母の装備が加わってるんだから、そりゃもうねえ。

 まあ実際、いとこ同士のシャナンがまずい以上(もしかしたら近親相姦かもしれないカップリングを推奨した口で良く言うが)、どうしてもカップリングはヨハン・ヨハルヴァ兄弟になる。


○ラナ

 元からウルの血筋+父親が大抵ミデェールかジャムカ=で、ちからが上がりまくることから誰が呼んだか通称「ラナオウ」。

 と言うジョークはさておき、彼女もまたユニット的な立ち位置は母親に近い。言うまでもなく攻撃方法ゼロなので杖を振りまくることになるが、有効な杖を受け継いでいればそれこそ経験値はガンガン手に入りまくる。6章の内にクラスチェンジ……は無理だとしても、7章中にクラスチェンジは不可能ではない。まあどうせ戦闘には向かないし、最後の方は魔法防御がないのでコープルの影だが。

 あと、セリスの嫁。ただしあまり早くカップリングを成立させ過ぎると勇者の剣がもったいないので注意。


○オイフェ

 誰だよ!と思ったプレイヤーは10万人中10万人だろう。線の細そうな美少年が、いきなりヒゲ親父になっているんだから。まあ、それが17年(と言うか序章からすると20年)も経てば当たり前かもしれないが。なお、終章には推定35歳になっている。

 と言うかバルドの血筋を継いでいる事さえ、三回目ぐらいでやっと気が付いた。


 そんでキャラは、デルムッドとの会話以外あんまり変わらない。変わっていない。


○レスター

 断じてレックスの息子ではない(実際にそうなるかもしれないが)!


 で、キャラはと言うと、どうしてもファバルの従。デルムッド共々、序盤ではきっちり役立つけど後半になると……となりやすい。

 まあ競争相手の多すぎるデルムッドに対しこっちはオンリーワンである弓なのでその分だけは免れているかもしれない。ああ、最後までカップリングができないのは同じですが……(スカサハやオイフェはあるのに)。


○デルムッド

 カップリングさせないノイッシュ・アレク。と言えばわかりやすい!?

 7章頭にキュアンとフィンを思わせるイベントはあるが、その後はずーっと地味。剣使いならセリス・スカサハ・ラクチェで間に合っている以上、デルムッドでなければという点がないのが痛すぎる。いかづちの剣でも受け継がせておかないとマジで二軍化する。機動性?砂漠だらけの7章、意外と狭い8章でどれだけ有効?


○ユリア

 ……さあ、立ち位置が難しい。生き別れの妹と言うポジションはあるいは一つ間違えば危ない関係になりそうなお話だが、少なくとも作中の彼女は実に優しくもはかない存在である。

 あるいはディアドラも夢見がちな天然系であったと言えなくもないだけに、リーンやティニーのように反転しているのかもしれない?


 ああ戦闘においてはオーラよりリザイアの方がずっと良いので、ソファラ城を落としてから話す事。そして9章までのレベル上げはほどほどに!?


○フィー

 フュリーに比べ、顔が明るいのはなぜだろうか。あまりにも早死にしすぎた感のある母親を思うと、もしフュリーがこの性格だったらとも……ああ、戦死しているか。


 それはさておきパティと同じく色物の剣を持って来るが、こっちは全く使わない。★50越えのほそみのやりと、炎の剣で事足りる。金策にはなりますけど。


○アーサー

 デフォルトで持っているウインドがかなりありがたい。だから、ウインドを相続させる意味はない。まあ6章ではレベル上げの機会はほぼなく(ましてやヨハルヴァを仲間にした場合はまったくない)使いにくいのはあるが、それでも7章からはかなり活躍できるはず。

 またいわゆるフォルアーサーにした場合、エルウインドが★50を超える事も。まあいずれにせよ、なぜかレッグリングをレヴィンの子に相続させるのが私流だが。

 と言うかフォルアーサーでなくともしまいにはエルウインドになるんですがね!


 しかしこの顔で「おれ」は似合わないぞ、たいていアゼルの子のせいもあるが。


○ヨハン

 ポエマーのネタキャラ……と言うのはさておいてまあ性能としては、エリートのないレックスでしかない。もちろん勇者の斧と手斧は必須だが、だとしても騎士がいっぱいの2~3章と魔導士たくさんの7~8章ではかなり事情が違う。そして言うまでもなくこのゲームは剣>>>>>>斧であり、その分だけでも大損である。


 と言うか機動性にかまけていると「あら、またヨハンさんですか。ヨハンさんって見た目は強そうなのに……」と言うことになりかねないなので注意(まあ経験値入るからいいけど)。


○ヨハルヴァ

 運用しやすいのがヨハンなら、レベルを上げやすいのはこっちである。ウォーリアまで持って行けば弓が使えるので、闘技場で使いやすくなるのだ。

 それからアクスファイター・ウォーリアで味方になるのは彼ひとりであり、アルテナと並んで希少種でもある。それから性格もまともだし。


 え、本編で活躍させろ?それはその……。


○レヴィン(第二部)

 味方ユニットではないがここに記載。

 身も蓋もないが、おそらく彼は既に死んでいる。そう考えると、フィーやセティが実に空しく見えて来る。


○フィン(第二部)

 ……オイフェやシャナンと違い、全然変わらない。私は未婚派だが、結婚すると装備は事実上なくなってしまう(槍をデフォルトで装備できる子はゼロ)ので7章序盤がめちゃくちゃ厳しくなる。何、レンスター城なんか落とされても構うもんかい?あーそれならそれでいいんですけどー。


 で、立ち位置はと言うと、はっきり言ってジェイガン。デュークナイトのクラスチェンジしているとその手の余地もなく、オイフェ以上に痛め役や削り役である。それでも勇者の槍だけは手放させません!


○シャナン

 個人的にはオイフェより3つか4つぐらい下だろうかと思っていると言うのはさておき、オイフェほどではないが誰だよ感が強い。線の細い美少年がこんなクールそうなイケメンになるんだから……。

 言うまでもなく強いが、それだけにバルムンクで金欠になりやすい。値切りの腕輪は彼に取得させたいので、遺伝させない事。


○パティ

 やっぱり育てなきゃいけないんでしょうねと言うのはさておき、味方キャラの二世キャラが盗賊と言うのはおそらく初めての例だろう。その次はガチでエポニーヌかもしれない。とりあえずカップリングはシャナン一択だとしても、何とか嫁に行かせるためにもブリギットの夫はあまりファバルにしたくない。


 まあ経験値稼ぎに当たっては7章のプリースト二人をぶん殴ったり、お金を受け渡したり、闘技場でスリープの剣で叩いて眠らせて中断して、武器を変えてこわれた剣(!)でタコ殴りと言う外道な真似を闘技場でやっても、8章のシビリアンの力を借りても別にいいんですけど。


○リーフ

 父親の連続と母親の必殺を受け継いで、さあレベル1かよ。鍛え上げた末のマスターナイトの強さは言うに及ばずなので、ついげきリングを持たせてレベル上げをサポートしたい。

 ああ、キャラ的には正直トラキア776未経験のためか、薄いとしか言いようがございません……。


○ナンナ

 えっとね……どうしても薄いんだよ。好みのせいだろうがどうしてもフィンが強くなるレンスター3人衆の一員として、正直回復役以上の意味が……だし、カップリングもリーフ一択だし……。それに兄のデルムッドも薄いし……。


 大地の剣?たぶん、永遠に宝の持ち腐れです。


○アレス

 たらればを言う事ほど空しい話もないが、もしエルトシャンがシャガールを斬るなり幽閉するなりして無理矢理にでもアグストリア王家を手に入れていたらどうなっていたか。

 いずれにせよおそらくはあんな事にはならなかっただろう。一体誰が悪いのかの犯人探しほど馬鹿馬鹿しい話もないが、とりあえずシャガールのせいだと言っておくことにする。


 そんな彼だが、シャナンと並んで金欠キャラの部類に入る。バルムンクやフォルセティ以上に乱発されやすいと言うかしなきゃいけないミストルティンの修理費用を稼ぐため、普段使いの武器を買うため、ついでにパティの経験値稼ぎに貢献するため。

 だから、8章のシーフの腕輪は必須です。え?その前にシーフファイターに有り金全部持ってかれた?ご愁傷様です……。


○リーン

 バーハラの悲劇の前に、果たしてシルヴィアはどうしていたのか。ダーナまで入り込んで彼女を預けたのだろうか。……と言う疑問はさておき、どうしてもシルヴィアより重くなるのは仕方がないか。


 まったくどうでもいいが、デフォルトだと相続武器はゼロ。まもりの剣が受け継げればそれでもいいが、あるいはほそみの剣すらひっぺがすかも?


 まあクロード父なら魔法防御だけは上がりそうだけど。


○ティニー

 リーンと同じく、陽気な母親と比べると顔が重め。


 まあ、正直重くなるしかないのだが。

 と言うかブルームはどの程度優しい伯父だったのだろうか。少なくとも従兄弟二人とそれほど不仲であったとは思えず、何よりかによりあの嫁が悪いとしか言いようがないのかもしれない。


 なおエルサンダーよりも優先されるウインドの恐ろしさ……ちなみに普通にやるとトローンはやっぱり親譲りと言う訳でこっちに行く。


○ファバル

 デフォルトで銀の弓があるため、イチイバル以外は要らない。


 さて顔はと言うと、ラクチェの次ぐらいに母親そっくりな子どもである。ただスキルのなさも母親同様なので、父親によっては活躍しにくくなる。それから性格にしても、母親似だろう。

 登場シーンでは、ブルームをひるませている辺り母親と同じ方向の威もあったとしか思えない。


 ちなみにベストマッチ候補のジャムカとくっつけるとヴェルダン王家に行ってしまい、パティが嫁に行けなくなるので注意。


○セティ

 子世代の枠を通り越した存在。最初からレヴィンの息子となるのが確定の名前、と言うか子世代最強の存在。もう少し名前をひねれよ。

 まあそれはさておき、初期装備のライトニングが強いので闘技場では調整役に回れるためその点でもやりやすい。フォルセティがなくとも、調整役としては絶好の存在となるのだ。え?トルネード?まあ、終章でちょっとばかり……。


 性格的には、まあ……普通だよなあ。


○アルテナ

 ブリギッドもさることながら、味方になる前後で口調がだいぶ違う。

 と言うのはさておき、彼女はあらゆる意味で複雑極まる立ち位置である。レンスターと言う富国(のシンボルのゲイボルグ)、トラキアと言う貧国(の生業であるドラゴンナイト)。その両者を肌身で感じている存在として、戦後の混迷するトラキア半島を支える事になるだろう。


 ユニットとしてはフィーと違って重厚な存在だが、どうしても10章以降は魔法使いが増えまくる(コープルのイベントはあるが)のが痛い。デフォルトで追撃がないのも微妙(まあ闘技場に行けばクラスチェンジには足りると思いますが)と、どうしてもフィーほど使い勝手はよくない。えっ、7章の段階から魔法使いがかなり多い?それを言わないでよ。

 まあとりあえず、剣の一本でも持たせる事。

 

 ちなみに恋愛不可だが、やはりアリオーンと……まあ血繋がってないしいいんじゃねえ?


○ハンニバル

 9章のシーンについては、彼自身の人柄もさることながらトラバントの老いを証明したと言う印象も強い。とりあえず、カナッツは斬らないように!?

 しかしこっちは純粋なるトラキア人で、フィンにとってはかなり複雑な立場かもしれない。歴戦の勇士だけにあるいは……と言うのはこの状況ではもう些事なのだろうが……。


 で、戦力はと言うと10章で唐突にやって来るシビリアンラッシュははっきり言って斧使いと彼のためにある。

 ……と言う時点でまあそういう立ち位置である。


○コープル

 リザーブ無駄撃ち上等ですが何か?と言うかラナの魔法防御が知れているため、彼を鍛えないといろいろとまずい。レベル1ですよ、1……。


 まあ無理くりにレベルを上げて強化して、役目としては終章でセリスやアレスに同行させるぐらいなのもまた事実。

 って言うかこの姉弟、まったくそれっぽい会話なしなんだけど!

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