(2)
3.
目覚ましの音で目が覚めた。
僕は寝起きが死ぬほど苦手だ。近頃でこそ、ようやく起きられるようになったが、初出勤のときは心配の余り、田舎の母親にモーニングコールを頼んだくらいだ。フレックスである編集の連中とは違って定刻はあるが、遅刻にそれほどうるさくない会社なのがせめてもの救いだ。というよりも、むしろ僕より遥かにルーズな先輩連中は遅刻の常習犯である。いざとなったら直行という手も使える。したがって朝、会社のホワイトボードに書かれた直行という文字は、半分以上は果たして本当にその必要があってのものか怪しいものである。
なんとか這うようにベッドから起き出した。今日はいつもに比べてもとりわけ眠い。何故かと言うと、昨夜なかなか寝つけなかったからだ。あれは果たして現実だったのだろうかなどと、答えの出ないことを考えていたので無理もない。まだ朦朧としている頭をぼりぼり掻きながらカーテンを開けると、外は雨だった。このところ晴れた日が続いていたのですっかり忘れていたが、そういえばまだ梅雨明け宣言は出ていないのだった。
顔を洗って、オーブントースターを空焼きしながら、コーヒーを淹れるために薬缶を火にかけた。いつものマグカップが食器棚にないことに気づき、ふとシンクを見ると、昨夜洗わずに放っておいたままになっていた。それを洗おうと取り上げると、その隣にもうひとつ洗ってないマグカップがあった。僕はしばしそれを見つめて、やっぱりあれは夢じゃなくて現実だったんだな、と改めて思った。彼女に出した方のカップを取り上げて見ると、ふちにうっすらと口紅が付いていた。
会社は六本木にある。僕は渋谷からバスに乗り換えると、六本木六丁目のバス停で降りた。会社に着いたのは、定時の一分前だった。僕がおはようございます、と誰にともなく言いながらオフィスに入っていくと、案の定、入り口近くの営業のセクションはまだ半分も来ていなかった。僕の席は、入り口を入ってすぐの、端から二番目だ。一番端はデスクの女の子の席になっている。彼女は僕よりも年下だが、短大を出て入社して二年目なので、会社では僕より先輩だ。そこそこ見た目も悪くないし、いい子だとは思うのだが、AB型なのでむらっ気なのが難点だ。僕は自分がA型であるということに何故かコンプレックスを抱いているので、血液型はなるべく信じないことにしている。そんな風に思っていること自体が、もしかしたら必要以上に血液型を意識しているということなのかもしれないけど、とにかく、彼女を見ていると、少なくともAB型に関しては人格が二つ以上ある、と思う。ちらっと見ると、どうやら今日は機嫌の悪い日ではないらしい。僕はその、香取さんの方に椅子をちょっとずらしながら、少々声を潜めて声をかけた。
「あのさ、幽霊って見たことある?」
へ、という顔を一瞬したあと、彼女はそっけなく言った。
「幽霊? ないですよ。どうしてですか?」
「いや、なんでもない」
僕は椅子を元の位置に戻しながら、そりゃそうだよな、と思った。馬鹿げている。確かに馬鹿げてはいるが、参考にもならんな、と辺りを見回した。
窓側の奥に部長の坂崎が机に向かって一心不乱に何かを読んでいた。僕は立ち上がって坂崎の机まで行くと、おはようございます、と声をかけた。案の定、坂崎の読んでいるのはスポーツ新聞だった。坂崎は「イチロー二安打」と大見出しがついている新聞から目を離さずに「おう」とだけ答えた。
「あの、部長」
僕が耳元で言うと、坂崎はようやく面倒くさそうに顔を上げた。
「なに?」
「幽霊って見たことありますか?」
「あるよ」事も無げにそう言うと、坂崎はまたスポーツ新聞に目を戻した。
「あの、足ってありました?」
「足?」坂崎は再び顔を上げると、天井の方をしばらく見つめて考え込みながら言った。「あったかなあ……」
僕が固唾を飲んで答えを待っていると、坂崎はあっさりと答えた。
「忘れた」
「忘れたって……」
「忘れたもんはしょうがないだろ」
「そりゃそうですけど。だいたい、部長、それっていつの話ですか?」
「オレが子供のころだ。そのころは可愛かったぞー、オレも」
僕は嘘を吐くな、このアバタ親父が、と思いながら、一応参考のためにもう少し訊いてみることにした。
「どこで見たんですか?」
「あれは祭の晩だな。友達と一緒に帰る途中で見たんだよ。河原のさ、橋の下にぼうっと立ってんだよ、白い着物来た女が。走って逃げたよ、オレら。いやあ、怖かったなあ」
坂崎はアバタ面の目を細めて懐かしそうに言った。
「部長って田舎どこでしたっけ?」
「東京だよ、東京」坂崎はむっとした顔で言うと、再びスポーツ新聞に熱中し始めた。
僕は自分の席に戻り、香取さんに訊いた。
「ねえ、部長ってどこ住んでるんだっけ?」
「木場ですよ」
「ありがと」
なんだ、下町じゃないか。下町の祭の日に、着物を着た女が立っているののどこが珍しいんだ? やっぱりここの連中はアテにならん、と僕は首を振った。
僕はホワイトボードに「メシ」と書くと、香取さんにメシ食ってくる、と言って会社を出た。雨はまだ降り続いていた。傘を差しながら麻布警察署の裏手の喫茶店に入り、サンドウィッチを頼んだ。
食べながら考えた。昨夜の出来事は果たしてなんだったのか? 本当に幽霊というものが現れたのか? 筋道を立てて考えてみようと思ったが、やはり僕には幽霊というものに対する予備知識がなさ過ぎる。もちろん、人並みに四谷怪談を始めとする、幽霊の出てくる有名な怪談は一通り知ってはいる。しかし、考えてみれば実体としての幽霊そのものに対する知識が欠けている。
実体?
果たして幽霊に実体などというものがあるのだろうか? もし昨日の、本人いわく川島典子が幽霊だとしたら、あれは間違いなく実体がある、ということになる。しかし、考えてみれば彼女が間違いなく幽霊である、という確証はどこにもないのだ。つまり、今のところ、彼女は自称幽霊であるという域を出ない。
それはこの際置いといて、概念としての幽霊というものを考えてみたところでも、それは僕の中であまりにも漠然としている。そもそも、ここが日本であるということだけで、日本の幽霊という概念にとらわれること自体が安易な気もする。外国の幽霊というのはどうなのだろう? ふと思い出してみただけでも、例えば映画ならスピルバーグの「ポルターガイスト」とか、城に中世の騎士の幽霊が現れる「キープ」とか、俗っぽいところで言えば「ゴーストバスターズ」とか、そのものずばりの「ゴースト」とか。それに最近で言えばスティーヴン・キングあたりに代表されるホラー小説とかも入れれば枚挙に暇がない。ま、「ゴースト」と言えば確かに足は生えていたが、それ以前にパトリック・スウェイジってのがな……
とにかく、そこまで幅を広げると切りがないので、とりあえずはオーソドックスに日本の幽霊から調べてみるのがこの場合は妥当な気がした。というか、妥協といった方が正しいか。僕は食後のコーヒーを飲み干しながら、溜息混じりの煙草の煙を吐き出した。
レジで精算を済ませると、手近なところで青山ブックセンターに飛び込んだ。この大きな本屋には、都合のいいことにそれらしきコーナーがちゃんとある。心霊現象やらなにやら怪しげなものが取り混ぜて並んでいる。どれから読むのが正解か分からないので、それらしいのを片っ端から開いていった。しかし、ひと口に幽霊と言っても、もっとくくりを大きくして霊というカテゴリーにまで広げると、地縛霊やら浮遊霊やら背後霊やら守護霊、死霊、生霊、悪霊まで、それはまあ呆れるほどたくさんの種類がある。これでは日本の幽霊について知るだけでも、古事記の辺りまでさかのぼって、日本の歴史を半分総ざらいするようなものである。僕は気が遠くなった。こいつは切りがない。到底僕の手に負えるものじゃないな、と半分以上諦めかけていたところ、たまたまめくっていた本に「幽霊の足」という章を見つけた。それによると、足がない幽霊というのは中世から近世にかけて、特に有名な怪談が出来上がった江戸時代辺りに定着した型であって、それ以前の時代にはちゃんと足はついていた、とある。能に出てくる幽霊には足があるし、足音を立てたり、下駄を履いた幽霊というのもある。現在の足のない幽霊の図が定番になったのは、江戸時代の画家、円山応挙の描いた絵の影響が大きい。なるほど。これは収穫である。幽霊には足があってもちっともおかしくはないのだ。
そこで本を閉じて、ふと川島典子のことを考えた。なにかたいそうな発見をした気がしていたが、考えてみれば、彼女が幽霊であってもおかしくない、ということが分かっただけではないか。何が収穫なものか。僕は溜息をひとつついた。
4.
退社のタイムカードを押して会社を出ると、雨はまだ止んでいなかった。僕はネクタイをちょっと緩めると、傘を差したままバス停の前に並んでいる人の列の後ろについた。ぼうっとバスが来るのを待っていると、ワイシャツのポケットに突っ込んでいた携帯が鳴った。ディスプレイを見ると、発信元は見知らぬ番号になっていた。僕が出ようとすると、電話は切れた。僕は間違い電話かなと思い、さして気にも留めずに携帯をポケットに戻した。
渋谷に向かうバスは混んでいた。窮屈な姿勢で吊革に捕まりながら、そういえばコーヒーの豆がもう切れそうなことを思い出した。朝起きたときにコーヒーが切れてることほど情けないものはない。僕は渋谷のスターバックスに寄って豆を買って行くことにした。
終点の渋谷駅前で降りると、ガードをくぐってスクランブル交差点を渡り、角にあるスターバックスに入った。どこにあるスターバックスもそうだが、飲み物を買う方はやたらと行列が出来ているのだが、豆売り場の方は空いている。まあ、そっちまで行列をなすようでは、店が儲かって仕方がないし、そもそも日本という国はどこの家でもコーヒーを豆からわざわざ淹れるほど欧米化が進んでいないのかもしれない。僕は朝用のフレンチローストと夜用のディカフェを二百グラムずつ買うことにした。レジに差し出すと、スタンプが貯まると豆がもらえるパスポートを忘れてきたことに気づき、店員に言うと、レシートにスタンプを押してくれた。店員が手提げ袋に入れて渡そうとするのを断って、パッケージのまま受け取ってレジから離れると、出口のあたりで鞄に詰め込んだ。
「あれ、スグルじゃないか?」
僕がコーヒーをようやっと押し込んで鞄を閉じようと下を向いていると、頭上から聞き覚えのある声が聞こえた。
「あれ、宮本、何してんの、こんなところで?」僕が顔を上げて問いかけると、宮本は手に持った袋をちょいと持ち上げて答えた。
「DVD買ったんだ、そこで」
ここは同じフロアにCDショップがあるのだ。僕は学生時代とちっとも変わらない、膝の擦り切れたジーンズに、長髪を後ろでポニーテールに束ねた、一見すると美少年風の宮本に向かって言った。
「へえ、DVD持ってんだ」
「いまどきDVDでしょ。ビデオなんかかったるいし、画質悪くて見てらんないよ」
「で、何買ったの?」
「いいじゃん、別に」
そう言うと、宮本はさりげなくごまかした。しかし、その前にちらっと隙間から見えたタイトルは、「風の谷のナウシカ」だった。僕の記憶によれば、確かこいつはレーザーディスクでも同じ奴を持っていたはずだ。まったく、オタクなところは相変わらずだ。
宮本と僕は同じクラスで、同じサークルに入って同じバンドをやっていた。僕がギターで彼がベースである。宮本が学生時代と見た目も格好も変わらないのは道理で、彼は大学院に進んで今は院生である。一見すると昔の少女漫画に出てくるような美形だったので、バンド時代はやたらとモテた。実家が湘南の方なので、中学のころからサーフィンとかもやってたし、要するにモテる材料は揃っているのだ。ところが人は見かけによらないもので、彼は結構なオタクである。それは特別にアニメだけとかゲームだけとかに限って掘り下げる、といういわゆる一般的なオタクとはちょっと違って、性格がオタクなのである。つまり、自分が興味を持ったものに関しては全てオタクなのだ。例えば、楽器ひとつにしても、シンセサイザーだったら仕組みがどうのこうのとか、プログラムがどうのこうのとか、果ては歴史がどうのこうのとか、とにかくやたら詳しくなるのである。コンピューターに至ってはハッカー並みだ。
彼は大方のオタクの例に漏れず、説明好きである。とにかくやたら詳しいものだから、それを伝えたくてしょうがないのか、ひとつ質問すると延々解説を繰り広げる、という癖がある。それが正確かどうかはまた別の問題だ。彼のようなタイプはとにかく、自信満々に話すので、いかにもそれが当然、という風に聞こえるのだが、元を辿ればたまたま雑誌で記事を目にしただけ、なんてこともままある。まあ、それでも知識という点ではいささかでも尊敬に値するものがあるので、タマに夜中にパソコンがトラブったときなど、つい彼に電話して訊いてしまうのだが、彼の解説が延々といつ果てるともなく続くと、いつも途中で電話したことを少々後悔するのが常だった。
僕はピンと閃いた。もしかしたら、こいつなら幽霊にやたら詳しいかもしれない。なんか幽霊とか、UFOとか、ストーンヘンジとか、キャトルミューティレーションとか、そういう類はいかにも好きそうだ。少なくともうちの会社の連中よりは遥かに可能性がある。そう考えると、僕は声をかけた。
「ねえ、メシ食った?」
僕と宮本は、井の頭通り沿いの地下のアメリカンパブに入った。
僕はハンバーグを、宮本はジャンバラヤを頼んだ。食べながら昔のバンド仲間の近況とかの世間話をしつつ、僕はいつ話を切り出そうかと考えていた。いきなり全部話しても到底信じてもらえないどころか、ハナで笑われるに決まっている。それにこいつの口の軽さは折り紙付きだ。ここは遠回しに幽霊の情報を仕入れる程度にしておこう。放っておいても余計なことまで説明するタイプだし。
などということを考えているうちに食べ終わり、僕は食後に出されたアメリカンコーヒーなる、味も匂いもない代物をひと口すすって、宮本と同じジンジャーエールにしとけばよかったと死ぬほど後悔した。店内の音楽がオアシスの「モーニング・グローリー」に変わり、それと同時に宮本の目の色も変わった。
「あ、なっつかしいー。な、最近のオアシスってさ……」
僕はこれはいかん、また延々と解説が始まるという危険を覚えて、慌てて切り出した。
「あ、宮本、あのさ」宮本は話の腰を折られて妙な顔をしたが、僕は構わず続けた。「お前、幽霊って見たことある?」
「幽霊?」宮本は一瞬きょとんとした表情を浮かべたが、まんざら興味がないわけではなさそうである。「そうだなあ、オレ自身は見たことないけど、そういえば弟が見たことあるって言ってたっけかなあ……」
宮本が考え込む間に僕はマイルドセブンライトに火を点けた。煙を吸い込みながら、こいつはアテがはずれたかな、と思った。宮本が眉間に皺を寄せているということは、自分の得意のレパートリーではない、ということである。だいたい、彼のようなタイプは、自分が詳しくないことがある、ということ自体が悔しいのだ。
「なんで?」宮本は訊き返した。
「いや、その、知り合いに最近幽霊を見たって奴がいてさ、幽霊ってそもそもどんなものかと」当然僕の答えは歯切れが悪くなる。僕はごまかすように煙をふうと吐き出した。
「そうだなあ」宮本はまた考え込みモードに入ると、ジンジャーエールをごくごくと飲んでいたが、突然、なにか閃いたという調子で言った。「確かうちに帰ればコリン・ウィルソンの本があったから、それになんか書いてあったような気がするな」
「でもそれって海外の話じゃないの?」
「幽霊に国産も輸入もないんじゃないの? 結局は死者の霊ってことだから」
「そうなの?」
「確かその本にポルターガイストのことが書いてあったと思ったんだけど、あれだって結局日本で言う地縛霊と一緒でしょ」
へえ、と僕が感心してみせると、彼は次第にノッてきたようだ。僕はすかさず訊いてみた。
「幽霊が実体化するなんてことあるのかなあ?」
「うーん、あのさ、エクトプラズムとかアストラル体って知ってる?」
「なにそれ?」
「あのね、よくオーラとかって言うじゃん。あれみたいなもんでさ、こう精神体っていうか、肉体と別に存在しているものなんだ」
「存在してる?」
「うん、昔テレビで見たんだけどね、科学者が実験をしたんだ。もうすぐ息が止まるという患者で、死の直前と死後の体重を量って調べると、何キロだったか、何グラムだったかか違うんだよ」
「それは減るってこと?」
「当たり前だろ。それで、なんだっけかな、よくある熱分布を調べるようなものがあるじゃん、熱があるところは赤くなるような」僕がなんとなくうなずくと、彼はいつのまにか得意満面になって喋っていた。「あれでビデオ撮影されたんだよ、エクトプラズムが」
もうすっかり断定形になっている。僕はいつか、宮本が素人のことを「すじん」と平気な顔で言っていたことを思い出し、話半分に聞いておくことにした。宮本の勢いは止まらない。
「まあ、つまり死によって肉体から離れるなんらかの物質はあるわけだ。だからエクトプラズムはよく幽体離脱とか臨死体験の説明に使われたりするわけなんだけど」そこで少しトーンダウンした。「それが実体化するとなるとなあ……。ま、調べとくよ」
宮本は任せとけ、とでも言いたげな表情で最後は締めくくった。僕は話が予想以上に長引かなかったことに少々ほっとした。
帰り際に地上へと向かう階段を上りながら、宮本が後に続く僕に振り返って言った。
「そうだ、ネットで調べれば結構情報あるんじゃないか?」
「ネット? あっそうか」
「ま、どっちにしても調べてはみるよ」
僕らは駅前で別れた。雨は随分と小降りになっていた。時計を見ると、もう九時を過ぎていた。僕は地下道に降りて、新玉川線から田園都市線へと名前が変わり、急行の本数が増えてやたらと混み合うようになった各停に乗って帰った。
駅に着くと、雨は上がっていた。僕は雨上がりの道をとぼとぼと歩きながら、再び昨夜のことを考えていた。
それにしても、と僕は思った。彼女は何故現れたのだろう? 僕のところに。
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