第4話 デート

街の中

自分ができる最高のオシャレをして翼を待つ

そのすぐに

「聡!!お待たせ!!」

小走りにやってきた

その姿はいつもとは違うようなでも

雰囲気はいつもと同じでいいる

他人からしたら平日でも

俺たちにとっては得意別だった

「翼!どうもこんにちは」

そういって頭を深々と下げる

すると

「やめたよ!恥ずかしい」

彼女はそういった

だが顔はどこか楽し気な表情だった

「じゃ、いこうか!」

待ち合わせ場所から二人で歩き出す

この前服のウインドショッピングをしたので

今日はゲーセンやボーリング、そしてカラオケなど

大学生お決まりのコースを堪能した

そして、夜本来ならここから男女の時間というところかもしれない

でもなんとなくそういう雰囲気にはなれなかった

そのまま終わり翼を駅に送った

その時翼はゆっくり手をつないだ

その手を俺も話さず力を入れることなく

ただしっかり握った

駅に着いた時

その手をなんとなく解くことができない

駅のまえで佇む二人

すると

「今日はありがとうね聡、本当に楽しかった」

そういって手をほどく

その感触を追いかけたいがそこは引いて

「そうか、よかった!またな!」

あたりさわりない返事を返す

すると彼女はこちらに走り寄り

耳元で

「本当にありがとう、聡のこと大好きだよ」

そう言って駅に走っていく


景色は流れついに彼女がいつも使っていた駅に

昔は普通の有人駅だった

しかし、あれから時は経ち

駅は装い新しくきれいになっていた

昔は南口、北口に分かれていた入り口も

橋が架かり一つにまとめられていて

ホームも綺麗になっていた

その駅に停止する時間ただ外を見る

頭の中はあの頃の思いがあふれていた

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