第二話 美咲の本音と願いと…

兄さんが部屋に行ったあと、父に後で兄さんの部屋に行って様子を確認してほしいと言われ、私は了承した。私が義理の子であると言われたのはついさっきだけど、特に驚かなかったんだよね。薄々とだけど気づいてはいたから。だって、私と兄さんは双子なのにあまり似てなかったんだもん。見た目はちょっと似ているけど、性格とかは違うもの。兄さんは鈍感だから聞かされるまで気づかなかったのかもね。


「まぁ、私も薄々だったからなぁ…まさか本当だとは思わなかったけどね」


私はそのまま兄さんの部屋の扉をノックした。反応は…無いね。そっと扉を開けて中を覗くと…兄さんは涙を流しながら寝ていた


「兄さんが泣くなんてよっぽどの事があったのかな…」


兄さんは私達の前ではなかなか泣いてくれない。いや、泣いてる姿を見たのは数年ぶりだね。まさか私が義理だと聞かされて泣いたわけじゃなさそうだけど…


「今の兄さん、すごく辛そう…なんで泣いてるの…?」


ベッドの上に座り、兄さんの頭を撫でました。そしたら、強ばっていた兄さんの顔は段々とほぐれていきました。あぁ、いい顔です…ずっと見ていたいです…あ、言い忘れていましたが私、隠れブラコンです。他人の前では滅多に見せませんが兄さんの事を好んでいます。前までは兄妹愛的なものでしたが、今は…ふふっ、どうだろうね。まぁ、何れわかるかな…


頭を撫で続けていると、兄さんが目を覚ましました。私は兄さんの顔を笑顔で覗き込みました。兄さんは驚いた顔をしました…まぁ、当たり前の反応ですね


「おはようございます兄さん。ゆっくり寝られましたか?」


「おはよう美咲…なんで俺の顔を覗いていたんだ?」


「兄さんの様子を見に来たら寝ていらしたので起きるまで見てたのですよ。良い寝顔でしたよ」


「恥ずかしいな…今度仕返しに寝顔覗いてやろっと」


そう言って兄さんも少し笑ってくれました。さて、本題ですね…


「……兄さん。先程泣いていられましたが、何かありましたか?」


そう言うと兄さんは先程より驚いた顔をして、ため息をつくと、話し始めてくれました…





ーーーーーーーー

【あとがき的な愚痴】

土曜出勤…朝4時起き…つらぴ…

あ、どうも。蟹肉ソーセージです。2話目です。書くの楽しいです。でも、先の展開をまだ考えてる段階です。投稿。遅れます。すみません

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