第4話恥ずかしさと敬語と…
※主人公視点
ーーーー
「この国をこの世界を救うために、…貴女の意志を無視して、この世界に召喚してしまい大変申し訳ございませんでした」
フィルシアールは私に深々と頭を下げた。
私はフィルシアールの後頭部を眺めながら
(……イグニもこんな感じだったなぁ)
「ハル様まずこの国の説明をしますと」
「…ごほっ、あの様はいりません。ハルで大丈夫です」
私が紅茶を飲んでいる時に2度目の様呼びが出たのでむせ返りながらも言った。
(やっぱり恥ずかしいー)
耳まで真っ赤にしながら私はまた紅茶を飲んだ。
「承知しました」
フィルシアールのその返事に
「あっ、あの、敬語じゃなく、ため口でお願いします!」
(年下の男の子が敬語なんて違和感ありまくりだよー!
イグニも年下の
私が頭を抱えながら考えてるとフィルシアールは少し迷いながら…
「……分かった。これで大丈夫…ですか?」
フィルシアールの質問に春はコクコクと頷いた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます