　この話数では、第二王子・アリティーが社交界デビューの日以来初めてセシリアと相対するシーンをお送りしました。

　やっと『第二王子編』が始まった感じがする話数ですよね。

　さて、このアリティーですが、『動き出した第二王子』あたりでとんだ食わせ物である事が判明しました。

　馬鹿っぽいふりして本当は……みたいな感じです。

　それでもセシリアにやり込められる当たり「本当にこの人切れ者なの？」という疑問が湧いてきそうですよね。

　本当に切れ者ですよ。

　ただ若干、否、結構セシリアが相手になると我を忘れてしまうだけで。（笑）

　彼の父（現王）もそうですが、彼はどうやら綺麗なモノが好きです。

　そしてそれを手に入れたいと望む。

　そのモノの１つとしてセシリアが目を付けられてしまったという訳です。

　今回は彼が墓穴を掘ってくれた為、まんまとセシリアの思惑通りの方向性に話を持って行けました。

　しかし彼はなんて言ったって王子ですからね。

　権力在りまくりです。

　加えて最後の『アレ』ですから、読み手の方々には「まだまだ波乱はありそう。寧ろこれからじゃない？」という感想を抱いていただけたのではないでしょうか。

　彼がこれからどんな手を使ってくるのか。

　そして伯爵令嬢のセシリアが一体どう対抗していくのか。

　気にしつつ、続きをお待ちいただけますと幸いです。

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