裏話No.2:悠然と、微笑んで
本話までは王族とセシリアたち一行の決戦前の状態をお届けしました。
さて。
物語もクライマックス。
その前哨戦というわけです。
本話でも分かる様に、今回はモンテガーノ侯爵家とオルトガン伯爵家の共同戦線で王族に挑みます。
安心してください、クラウンも味方ですよ!
それにしてもクラウン、ちょっと申し訳なさそうにしていて可哀想でした。
でも、セシリアならきっと言わないよなぁ……。
でもその贖罪はしたくなる、きっと。
という事で、クラウンの緊張ほぐしに暗躍しました!
王との謁見までの短い間に彼の緊張を解し、ついでに先日のテレーサとの仲を取り持ってくれた件にお礼を言う。
何という一石二鳥。(笑)
効率的な彼女にとっては当然の思考なのでしょうが、あの短い時間にあれだけのミッションを詰め込むなんて……。
セシリア、大事を前に余裕ありすぎです。
本当に全く緊張してないんだなぁ……。
そして屈託なく笑ったセシリアに、ちょっと見惚れてしまったクラウン。
あれ?
ゼルゼンがお留守番の間に、この子フラグを立ててる?
と、作者自身もビックリです。(笑)
このフラグが今後どうなっていくのかは……第三部以降の話になりそうですね。
だってもう第二部終わっちゃうし。
さて。
次回からはまずモンテガーノ侯爵・グランが静かに戦闘を開始します。
中タイトルを付けるなら『グラン&ワルターの共同戦線』ですね。
ワルターが立てた作戦を主軸に、2人で敵相手に舌論を繰り広げます。
いつもワルターとは敵対をしているグランですが、今回限りは彼も素直に味方ですよ。
性格には難ありですが、彼も一応上流貴族ですからね。
きちんと損得勘定はできます。
得のためになら、嫌いな相手とだって時には手を組みもします。
では、次話以降を乞うご期待!
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