裏話No.18:慌てた顔と驚いた顔
今回は久々のクラウン登場回でした。
彼、しばらく出てきていませんでしたからね。
「もしやフェードアウトか?!」と思われた方もいたかもしれません。
しかし、帰ってきましたよ!
しかも、大収穫で!!
収穫とは、そう。
友人・アランの存在です。
やっと彼にも対等な友人候補が1人出来ました。
しかも、クラウンとは別の価値観の持ち主です。
ネタバレになるのであまり詳しい事は書けませんが、クラウンの家庭環境は良くありません。
理由は色々とあるのですが、その諸々の理由により、父親のことを『決して逆らってはならない相手』と認識するに至っています。
しかしアランは正反対の跳ねっ返りです。
両親が何を言おうと、俺が良いと思った事はやる!みたいな性格です。
勿論そこにきちんと納得できる理由が用意されていれば従う気持ちは持っているので「ただの我儘」という訳ではないのですが、納得できない事には何故何故攻撃を平気でかましますし、その答えが自分の中で筋の通らない事ならば言う事を聞きません。
実は彼がクラウンの所にいかなかった理由もそんな彼の性質に絡んでいて……。
「ちょっと媚を売ってこい」
「何でそんな売りたくもないもんを売らなきゃいけないんだっ! アイツ威張りんぼだし俺仲良くしたくない!」
というやり取りがあったりしました。
そして両親側は一回言い出したらテコでも動かないアランの性格とあまり爵位なんかを気にできない鎖骨な部分を知っていますから「無理矢理近寄らせて何か起こすよりはマシか」と思うようになりました。(笑)
またちょっと面倒そうな子を作ってしまいましたが、結局そういう子って心根の良し悪しがその頑固さの良し悪しを決めるような所があると私は思っています。
そして今のところは少なくとも彼の性根がひん曲がっている気配はないので、このままクラウンと共にスクスクと育って欲しい所ですが……どうなんでしょうか。
頭脳派セシリアと違って感覚派のアランですが、きっとこういう破天荒さを兼ね備えた子がトラブルマーカーだったりするでしょう。
まぁ、先のことは先になってみないと分かりませんが、今後ちょっとずつ活躍……するのかな?
と、さて。
アランに関するお話は一旦此処までですが、ここで一つ皆様が抱いていそうな疑問にお答えしましょう。
何故ここで彼のこの話を突っ込んできたのか。
意味はあるの?
ありますよー! あるんですよー! (大声
コホンッ。
さてさて。
クラウンの啓蒙活動が一つの成果となって現れ始めた今、彼の元に姿を現した震える人影。
誰でしょうねー?
誰なんでしょうねー?
次回にご期待ください。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます