第14話 ソヴィエト、メガCDでモンスターUNIXマシンを作る

1992年、ソヴィエトはついに、X68000以上のモンスターUNIXワークステーションを1台あたりたったの7万円で手に入れることに成功した。それが日本から大量に密輸したメガCDである。


メガCD

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%ACCD


CPU : MC68HC000(12.5MHz)

RAM

プログラム、データ用 : 6Mbit

PCM音源用 : 512Kbit

CD-ROMデータキャッシュ : 128Kbit

バックアップメモリ : 64Kbit

ROM 1Mbit(BIOS、CD-G対応CDプレーヤー)

サウンド : PCM音源 ステレオ8ch(メガドライブ本体のFM音源6音、PSG3音、ノイズ1音を加えると18音)


メガドライブとメガCDを合体させ、ソヴィエトで開発され秋葉原で密造された増設RAMカートリッジを挿入してソヴィエト製の専用UNIX CD-ROMで起動させれば、68000ツインCPU、プログラムエリア1メガバイトを超える本式のUNIXワークステーションが手に入った。


ソヴィエトはこのメガCDによるUNIXマシンをメガモデム用通信端子を使ったシリアルデイジーチェーンネットワークで多数接続し、100台のクラスタで核兵器開発のシミュレーション計算を行うスーパーコンピューターを作り上げた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る