第13話 メガドライブの脅威再び! メガCD巡航ミサイル
COCOM規制の盲点を突いてソヴィエト圏に輸出されたメガドライブの脅威を赤いフェラーリに乗る天才ムーユージが阻止してから2年が経過した。メガドライブの登場により、本来は1991年12月に崩壊するはずだったソヴィエトの歴史は変わり、1992年を迎えていた。
1992年のある日、日本でメガドライブ2用の小型化されたCDドライブ、メガCD2が発売された
メガCD2
これは初代メガCDの故障の大きな原因だった複雑な電動ローディングメカを廃し、同時にディスクリートLSIをヤマハの専用カスタムチップに統合することで大幅な信頼性向上とコストダウンを実現したものであった
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%ACCD#%E3%83%90%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3
COCOMの委員会はまたしてもこれを戦略物資に指定し忘れた。そして今度も規制対象外のゲーム専用機として堂々とソヴィエトへの密輸が行われた。
それからわずか3ヶ月後、NATOの基地は謎の多数の小型巡航ミサイル群の攻撃を受けた。
当時はレーダーをかいくぐるジェットエンジン搭載の小型巡航ミサイルというのはアメリカのトマホークミサイルだけのはずであり、当初は盗まれたトマホークミサイルによる攻撃かと思われていた。
トマホークミサイル(BGM-109 Tomahawk)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%82%AF_(%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB)
しかし、大きく損壊し死傷者も多数出たNATO基地から見つかったのは、複数枚のレーベル印刷の無いCD-ROMの破片と、メガドライブ2及びメガCD2の残骸、そして日本製の車載用GPS受信機であった。驚いたことに日本製GPS受信機は焼け焦げただけであり、爆発にさらされたにも関わらずちゃんと動作した
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