第8話 セガ、COCOMから吊し上げを食らう
ソヴィエトに数千台のメガドライブが渡り、UNIXワークステーションと兵器制御に使われた事実がCOCOMにおいて大問題となり、まずは日本政府、そしてセガがCOCOMに査問を受けることとなった。
この査問は大紛糾した。そもそもキーボードを持たない16ビットゲーム機を戦略物資として規制していなかったのはCOCOM側であったにも関わらず、事後法のような形で弾劾決議が行われ、この件と無関係の加盟国諸国からはその手続に疑義が挟まれ、査問されるセガの幹部は困惑するばかりであった。
この件を受け、結局セガに下った処分は、すでに試作機を発表していたキーボードとフロッピーディスクオプションの発売禁止措置であった。しかし、CIAの調査によりすでにソヴィエトでその代替品が開発されていることが判明し、完全に後の祭りであった。
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