第2話 なみだ
血のつぶが、表にでれば透きとおる
こころからの気持ちがでる
顔がなみだがおへ移るさま、ほんのり愛しい
おお、どうして泣くのか
教えておくれよ、ひとならば
なみだが、乾く前に
粒がぽろぽろ地面に落ちて、やさしく大地が受け止める
何事もなかったように風が吹き、粒が消える
フッと笑う鳥たち
はるか上からみている太陽
ひとならば、なみだを拭いて
目先を曇らせず、しっかり生きようか
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