歌詞のような詩

パパシモン

第1話 直上

うえの景色はいいか それとも悪いのか

いまのおれには、わからない

たそがれた顔に、なみだのおんな

ゆくすべわからず、たちすくむ

荒れ狂う先に、夕日が沈む

手をつないで、夕日へむかおう


わがこころ、なぜに生きるのか

わがこころ、なぜに生きるのか


うえに昇るとなりに、なみだのおんな

なみだが乾き、陽が頬にあたる

端から姿が消えゆく

握った手が黒く、灰になった


わがこころ、なぜに泣くのか

わがこころ、なぜに泣くのか


競って勝った我なれど

手元に残るものは金のみ

これが、わがこころの生きる証しか


わがこころ、なぜに嗤う

わがこころ、なぜに嗤う

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る