別世界の強い意志達1

 世界には数多の力ある者達がいる

 その中でリディエラのためにと立ち上がる者達がいた

 超能力の世界の詩季、大天使イア、聖乙女リィリア、異天妖精シェイナ、別世界の白黒鬼姉妹クロハとハクラ、黒族、闇人

 数多くの異種族、英雄、天使に超能力者、妖精、精霊

 本当に多種多様様々なリディエラと縁を結んだ者が、救世界の呼びかけの下続々と集まってきていた

 救世界では常にリディエラの動向を監視していた

 その脅威の力は未だ覚醒はしていないが、何かがおかしい。そう思わせる得体の知れなさがある

 神の力を得てからもそれは変わらなかった

 リディエラが持つ謎の力の正体は、メシアやパリケルが調べても分からない

 異放の力を超えているかもしれない何かの力

 彼女が生まれてからずっと見ていたメシアは彼女の力が何なのかをずっと追及してきていたが、一向にその正体が掴めなかった

 メシアはリディエラが攫われた理由をこの力によるものだと見ている

「皆さん、良く集まってくださいました。連絡した通り、リディエラが攫われ、現在この世界はウルによる攻撃を受けています」

 メシアの言った通り、ダーカー以外にも続々とウルの悪意が現れ、すでに戦闘が始まっていた

 ここに呼ばれたリディエラと縁を結んだ者達は、ウルとの戦闘のために集まった

 そして、その中でも最も強い力を持った大天使イアや、詩季たちはリディエラの元へと送られる手はずになっている

 そのためすでにディスたちが待機していた

「行くのはその三人かな?」

「はい、いいですね? イア、シェイナ、詩季」

「もちろんです!」

「時間、止める?」

「あの子、すごいと思ってたけど、今そんなになってるなんて」

 三者三葉にリディエラの救出のためやる気を見せる

「詩季、時間停止は恐らく無意味です。今ルニアたちが戦っているダーカーや、ルニア自身、時間という概念がありませんから、たとえ停止したとしても動きます」

「え? そなん?」

 時間が存在しなかった時代から存在していたダーカーや、時間とい概念を作った大神である時の大神を産んだ異放達では、時間に影響されない

 そのため詩季の中で最も強力な時間操作が効かないと思われる

「ま、それはそれでやりようはあるでしょう」

 三人がディス、ゼア、ウェアの三姉妹に掴まる

 目的地にはディスたち四姉妹の末妹が待機していた

「では行ってきます!」

 こうして全員が無事ウルの本拠地へと送られた

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