第125話 10月24日 3 珠弓派遣

お昼からの講義を普通に受けている俺。


ちょっと珠弓の事が心配だったが、、、。まあ迷子とかはないだろうし。大丈夫だろうと思いつつ。ちょっとスマホは気にしていた。まあ講義中はマナーにしとかないとなのでね。気にしてないとメッセージに気が付けないという。


まあ今のところ連絡はないので多分大丈夫だろう、、、。ってか。うん、

特に話すことが無いので、1つ無駄なことに触れておこう。


この講義は光一が珍しく後ろの方で受けているのを先ほど発見した。

無駄な情報だったな。よし、真面目に講義を聞こう。


それから講義は問題なく終わり。光一に絡まれることもなく俺は普通に家へと帰って来た。


なお俺が家に着いたときはまだ珠弓は帰ってきていなかった。珠弓が帰って来たのはそれからしばらくしてからだった。


ガチャ。


「おかえり。珠弓。桃園さんどうだった?」

「、、、。元気だった」

「元気?」

「、、、」


珠弓はそう言いながら荷物を置いてこちらへとやって来た。


「、、、。思ってたより」

「まあ桃園さんは珠弓見ただけで元気になりそうだがな」

「、、、」

「まあ珠弓も手洗いうがいしておけよ」

「、、、」


俺がそういうと珠弓は忘れていた。という感じで洗面所の方へとトタトタと向かって行った。


♪♪


それと同時に俺のスマホが鳴った。珠弓の荷物は今目の前にあるので、、、。珠弓からではない。と思いつつ確認すると、、、。


「柳先輩。今日は風邪でダウンしてしまいました、、、。が!珠弓ちゃんがお見舞いに来てくれたので元気なりました!飲み物やゼリーまで珠弓ちゃん持って来てくれました。先輩ちょっと珠弓ちゃん借りてごめんなさいです」


と。そんなメッセージが来ていた。


「あー、そうか。桃園さん珠弓が俺と一緒にメッセージ見ていたっていうことを言ってなかったら、、、。俺は何も知らないと思っているのか」


と、俺はつぶやきつつ、、、。


「さっき珠弓帰って来たよ。お大事に」


と。返事をしておいた。


俺が返事を送っていると珠弓が戻ってきて、、、。荷物を持って寝室へと向かって行った。


♪♪


すると再度桃園さんからメッセージが来た。


「あっ、珠弓ちゃんが来てくれたのが嬉しくて抱きついちゃったりしたのでもしかして珠弓ちゃんに風邪をうつしてしまったかもです、、、。ちょっと気にしていてあげてください。ごめんなさい。あまりにも嬉しくて、、、」


「、、、。まあ大丈夫だろう」


俺はそんなことをつぶやきつつ再度桃園さんへと返事を送った。


そして翌日無事に桃園さん復帰。

珠弓が逆にダウンということもなく。

いつも通りの大学生活だったのだが、、、。


ちょっとズレてそれはやって来た。





今日のお人形さんは友人宅へお見舞いに行きました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る