第123話 10月24日 珠弓派遣 

ちょっと珠弓の様子がおかしかった日から数日、、、。


「、、、」

「、、、」


あれから特に珠弓が変な行動をするとかなく。普通の日常となっている。

今は一緒に大学へと向かっているところ。


「あー、珠弓。今日はお昼学食でいいんだよな?」

「、、、。うん。たまには学食食べたいかな」

「了解。じゃ終わったら行くな」

「、、、。うん」


基本お弁当が多い俺たち。が、たまにはコンビニとか学食という選択肢もある。今日は学食の日らしく。昨日の夜に珠弓が相談してきた。


っていうか。多分だが最近ちょっと噂になっているスイーツ。チーズケーキが安くておいしいという話を俺でも耳にしたので、、、。珠弓もそれが気になっているのでは、、、。と勝手に思っていた。


「、、、」

「、、、」


まあ基本静かな移動。周りは同じく大学へと向かっている学生って、、、。


「そういえば今日桃園さん見ないな」

「、、、」


珠弓もそういえば、、、。という感じで周りを気にしていた。大体いつも待っていたかのように大学近くまで来ると桃園さんの声が聞こえてくるのだが、、、。


「弥彦!!!珠弓ちゃん!!!!!!」

「、、、」

「、、、」


うん。なんか聞こえなくていい方の声が聞こえてきた気がする。


すると珠弓の足が少し早くなった気がする。


「珠弓ちゃん!!!!今日午後映画見に行かない!?チケットもらった、、、。ってちょっと!!!」


すると珠弓は超高速で講義室のある方へと走って言った。まあ俺ととくに話はいつも通りしてなかったし。昼の話は終わっていたからな。って、、、。


「朝からうるさいな」

「弥彦じゃないんだよ。俺が話したいのは。珠弓ちゃん!!!!!!」

「はいはい、珠弓はもう行った」

「あれだな恥ずかしくて逃げたんだな。かわいいなー!もう。かわいすぎるな」

「お前の頭の中がすごいよ」

「だろだろ?映画に誘うとか完璧だろ?カップルシートとか言うやつでよ。今人気のやつなんだよ。まあ弥彦は悪いが無理だぞ?2人分だからな」

「誰も行きたいとか言ってないからな?」

「っか、なんか今日は安全だな」

「安全?」

「あれだ。桃園センサーが働かない」


そんなセンサーあるのかよ。とか思いつつ。確かにまだ今日は桃園さん見てないんだよな、、、。と思う俺だった。


「ってこんなところで弥彦と話している暇なんてないんだった!!珠弓ちゃん!!!!!!」

「、、、」


うん。光一もどこかへと走っていた。ってか、、、。うん。騒動朝から起こすなよ。ってか。光一よ。珠弓を追っていったと思っていたんだが、、、。珠弓はそっち。右じゃなくて。左の方に行った気がするんだが、、、。って教える必要ないか。違う方に走って行ったからまあいいだろう。うん。


ってさ。光一よ、講義受けてるか?まあいいか。俺は知らん。

と、講義室に入ると、、、。


「あ、ども」

「あー。光一の」


講義室の部屋の入り口で光一の友人えーっと名前名前と思っているとと、、、。


「すみません。ちょっと呼ばれてるんで」

「あ、ああ。悪い」


とまあ俺が邪魔なだけだったらしく。俺が道をあけると、、、。

誰だっけ?うん。なんかBな気がするんだが、、、。ってさ。俺あの3人の名前って聞いた事あったっけ、、、。


とか思って思っていると講義開始時間となったため俺は空いていた席へと移動した。





お人形さん足の速さは健在です。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る